「負薪の憂い」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
負薪の憂い
「負薪の病」ともいう。
【読み方】
ふしんのうれい
【意味】
自分がかかっている病を謙遜していうことば。
なるほど、つまり、自分がえらい苦しんでるのに、「まあ、ちょっとしたことで…」みたいに謙遜して言うんやな。
自分が持ってる重い薪を、「ちょっとした憂い」として話すことで、他人に心配をかけさせずにすむようにしてるんや。これは、自分の大変さを他人に見せずに、ひっそりと耐える姿勢を表してるわけやね。
【出典】
「礼記」
【語源由来】
薪を背負った疲れからくる病。また、病で薪を背負うことができない意から。
【類義語】
・采薪の憂い
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「負薪の憂い」の解説
カンタン!解説
「負薪の憂い」という言葉は、自分が抱えている病気や問題を軽く言うための表現なんだよ。この言葉は、昔の中国の故事から来ているんだけど、そこでは一人の学者が自分の病気を「ただの薪を背負っているくらいの小さなこと」と表現していたんだ。
つまり、この言葉は自分の大変な状況や重い病気を、他人に心配をかけないようにとか、謙虚に表現する時に使うんだね。自分がどれだけ苦しんでいても、それを軽く扱って、他人にはそれほど大したことではないように見せるという意味があるんだ。
「負薪の憂い」の使い方
こんにちは、元気そうで何よりだね。でも、ちょっと顔色が悪いかも…大丈夫?
ああ、ちょっと負薪の憂いがあるんだ。試験期間で睡眠不足気味でね。
無理しないでね。早めに休んだ方がいいよ。
ありがとう、気をつけるよ。
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「負薪の憂い」の例文
- 最近、少々負薪の憂いがあって、外出が難しい日が続いています。
- 彼は会議中に「少し負薪の憂いを抱えていますが、しっかりと対応します」と述べた。
- 「お気遣いなく、ただの負薪の憂いですから」と彼女は笑顔で言いながらも、病の苦しさを隠していた。
- 彼がこの数ヶ月、負薪の憂いを抱えていることを知って、みんなでサポートを考え始めた。
- 「今日は少し負薪の憂いがあるため、休息を取らせていただきます」とメールで上司に伝えた。
このことわざは、自分が背負っている薪のように、重たい負担を持っているが、それを他人には軽い悩みのように話すことを意味しているんだ。