「汝の敵を愛せよ」の意味(英語訳)
【ことわざ】
汝の敵を愛せよ
【読み方】
なんじのてきをあいせよ
【意味】
こちらに好意を持ってくれる人を愛するのは誰にでもできる。悪意を示したり、迫害したりする者をも愛することこそ真の愛だという教え。
「新約聖書」マタイによる福音書第五章・ルカによる福音書第六章より。自分の敵は憎むものだという人に、イエス・キリストは「自分を愛してくれる人を愛することは、誰にでもできる。悪意をもって自分を迫害する者にこそ、慈愛をもって接しなければならない」と戒めた。
誰かに嫌われたり、意地悪されたりしても、それに怒りや恨みで応えずに、やさしさで応えるってことやね。これは、人との関わり方について、大事な教えをくれてる言葉やな。
【英語訳】
Love your enemies.
「汝の敵を愛せよ」の解説
「汝の敵を愛せよ」という言葉は、新約聖書の中の「マタイによる福音書」第5章と「ルカによる福音書」第6章に出てくる、とても有名な教えなんだよ。英語で「Love your enemies.」と言われているね。
この言葉の意味はね、自分に悪意を持っている人や敵対している人に対しても、愛情や優しさを持って接することを教えてくれているんだ。たとえば、自分をいじめる人や嫌がらせをする人がいても、その人に怒りや憎しみを返すのではなく、慈愛の心で接することを意味しているんだよ。
この教えは、ただ敵を許すだけではなく、悪意や憎しみに対して愛という形で応えることで、人との関係をより良いものにするという深い意味があるんだね。だから、「汝の敵を愛せよ」っていうのは、困難な状況でも愛と寛容の心を持つことの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「汝の敵を愛せよ」の使い方
「汝の敵を愛せよ」の例文
- 汝の敵を愛せよなんてみんなにいっていたときは、あなた自身に敵がいなかったからじゃない?
- 汝の敵を愛せよというキリスト教の教えは、自分のために何かをしてはならない、ただ他人のためにだけ何かをなせという命令を意味する。
- 世界中の人が汝の敵を愛せよという言葉に忠実に従ったら、世の中の紛争や戦争はなくなるだろうか。
- 汝の敵を愛せよというように、僕は売られた喧嘩は買わないし、右の頬を打たれたら左の頬をも向けることにしているんだよ。
これは、自分に悪意を持って接する人たちに対しても、慈しみの心を持って接することを教えているんだね。