「口に蜜あり腹に剣あり」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
口に蜜あり腹に剣あり
【読み方】
くちにみつありはらにけんあり
【意味】
口先ではうまいことを言いながら、心の中では陥れようと陰謀をめぐらすこと。
表面だけを見て信じんといけへんってことか。これは、人の心の中なんて分からへんから、ちゃんと見極めることが大事ってことやな。
【語源・由来】
『資冶通鑑網目(42)』より。唐の玄宗期の宰相李林甫の人柄を評した語から。
【類義語】
・笑みの中の刀
・口に甘きは腹に害あり
・口に接吻胸に匕首
・笑中に刀あり
・真綿に針を包む
・綿に針を包む
【対義語】
・口に針
【英語訳】
・He has honey in his mouth and the razer at his girde.
・Bees that have honey in their mouths have stings in their tails.
・A honey tongue、a heart of gall.
「口に蜜あり腹に剣あり」の解説
「口に蜜あり腹に剣あり」っていう言葉は、昔の中国の有名な人、李林甫についての話からきているんだよ。これは、人が口では優しいことを言っているけど、心の中では何か陰険なことを考えている、っていう意味なんだ。
考えてみてね、蜜は甘くて美味しいものだよね。でも、剣は鋭くて危険なもの。この言葉は、外見や言葉だけを信じて、その人の本当の考えや感情を見逃してしまうことの注意喚起として使われることが多いんだ。
つまり、「口に蜜あり腹に剣あり」とは、見た目や話し方だけで人を判断しないように、っていう教えが込められているんだね。
「口に蜜あり腹に剣あり」の使い方
「口に蜜あり腹に剣あり」の例文
- 彼は口に蜜あり腹に剣ありといったタイプだから、口ではああ言っても内心は分からない。
- 口に蜜あり腹に剣ありな君の態度は、次第に周囲の人にバレてしまうと思うよ。
- 時には口に蜜あり腹に剣ありといった振る舞いが必要なときもある。