「灰吹きから蛇が出る」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
灰吹きから蛇が出る
【読み方】
はいふきからじゃがでる
【意味】
「灰吹き」は、煙草盆の中に組み込み、煙草を煙管(きせる)で吸い終えたとき火皿に残った灰を落とすための器。灰吹きから予想もできない蛇が出るということから、意外な所から意外な物が出るたとえ。ちょっとしたことが思いがけない結果を招くことにもいう。
でも同時に、思いがけないいいことが起こる可能性もあるんやろ?灰吹きから蛇が出るみたいに、意外な幸運もあるかもしれんね。
・灰吹きから竜が上る
・瓢箪から駒が出る
・嘘から出た実
【英語訳】
Mows may come to earnest.
「灰吹きから蛇が出る」の解説
「灰吹きから蛇が出る」という言葉は、本来なら何も期待していないような場所や状況から、予想もしない出来事や物が現れることを意味しているんだ。灰吹きとは、火をおこすときに灰を吹き飛ばすための道具で、そこから蛇が出るなんて全く予想外のことだよね。この表現は、驚きや意外性、そして時には予期せぬトラブルや問題が起こることを暗示しているんだ。
たとえば、日常的に何気なく使っているものや、見過ごしがちな状況から突然問題が生じたり、思わぬ幸運が訪れたりすることも、「灰吹きから蛇が出る」に例えられるよ。小さなきっかけや原因が、大きな影響や結果を引き起こすことの喩えとしても使われるね。
この言葉は、世の中には予測不可能なことが多いという事実を教えてくれるよ。だから、どんな状況でも注意深く、柔軟な対応が必要だということを思い出させてくれるんだ。
「灰吹きから蛇が出る」の使い方
「灰吹きから蛇が出る」の例文
- 夜の音楽室でベートーヴェンがピアノを弾いているだなんて灰吹きから蛇が出るくらいありえないし、本当ならぜひ彼の生演奏を聴きたいよ。
- あの美人女優が、あの不細工を売りにしてる芸人と熱愛発覚だなんて灰吹きから蛇が出るほどありえないから、きっと、映画の宣伝だよ。
- 運動場から石油が発掘されたなんて灰吹きから蛇が出るようなものだし、あそこは、温泉すら出ないと思うよ。
- 僕が、ともこちゃんにぶつかったら、ともこちゃんが隣の蕎麦屋さんの自転車にぶつかり、蕎麦屋さんの持っていた蕎麦が隣の犬にかかり。その犬が怒ってかみついたのが指名手配中の強盗犯だったので、灰吹きから蛇が出たような一大事になった。
- 彼が自分の足で歩くことは二度とないだろうとお医者さんに言われていたのに、子供を助けるために自分の足で走っただなんて灰吹きから蛇が出るとはこういうことをいうんだろう。