「弁慶の立ち往生」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
弁慶の立ち往生
【読み方】
べんけいのたちおうじょう
【意味】
進退きわまること。
進退窮まったって感じで使われる言葉やね。
【語源・由来】
衣川の合戦に、弁慶が七つ道具を背負い大長刀を杖について、橋の中央に立ったまま死んだということから。
【英語訳】
It cannot progress, either, it cannot retreat, either.
「弁慶の立ち往生」の解説
「弁慶の立ち往生」ということわざは、源義経の忠実な部下であった武蔵坊弁慶が、最後の戦いで立ったまま命を落としたという伝説から来ているんだよ。このことわざは、どうにもならない状況、つまり進むことも退くこともできない極限の状況を表しているんだ。
たとえば、どんなに頑張っても解決策が見つからない難しい問題に直面している時や、どちらに進んでも問題が解決しそうにない場合に、このことわざを使ってその状況を表現することができるよ。弁慶のように、最終的には動けなくなってしまったという状態を指しているんだ。
この表現は、絶望的な状況や困難に立ち向かう人の姿を象徴的に示すのに使われることが多いんだよ。それで、どうにもできない状況を乗り越えようとする人の勇気や決意を称える意味も含んでいるね。
「弁慶の立ち往生」の使い方
「弁慶の立ち往生」の例文
- これじゃあ、弁慶の立ち往生じゃないか。
- 弁慶の立ち往生にならないように、しっかり考えて行動しろといつも言っているじゃないか。
- 相手の会社に無理な要求をされてしまったけれど、上司に相談したらすぐに断れと言われて、弁慶の立ち往生になってしまった。
- 先輩の指示を伝えようとすると、後輩には反発されてしまって、僕は弁慶の立ち往生になってしまった。
まとめ
弁慶の立ち往生の由来となったとされる、弁慶という人物は、とても心が強かったのではないのでしょうか。
源義経を守るために、自分が盾となり全身に矢を受けても、倒れないで守り続けるとは、簡単にできることではないですね。
強い忠誠心があるからこそ、できたことなのかもしれませんね。
これは、もはやどうにもできない、行き詰まってしまった状況を表すたとえなんだよ。