【ことわざ】
惚れた欲目
【読み方】
ほれたよくめ
【意味】
好きになった相手のことは、実際以上によく見てしまい、欠点まで長所に見えてしまうということ。
【語源・由来】
惚れてしまうと、なんでもひいき目に見てしまうこと。
異性を愛しく思うと、時には盲目になってしまい、他人にはそれほど良くなくても、本人にとっては愛しくて仕方なく思えてしまうということ。
【類義語】
・痘痕も靨(あばたもえくぼ)
・屋烏の愛(おくうのあい)
【対義語】
・坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
・親が憎ければ子まで憎い(おやがにくければこまでにくい)
【英語訳】
Love covers many infirmities.
If Jack’s in love,he’s no judge of Jill’s beauty.
All sweethearts look good. Love sees no faults.
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「惚れた欲目」の使い方
どうしてみんな、あの子の可愛さがわからないんだろう。
いつも公園で見かける女の子のことかしら?
そうなんだ。ぼくにはあの子がキラキラ輝いているようにさえ見えるのに。
それは、惚れた欲目というものね。
「惚れた欲目」の例文
- 惚れた欲目かもしれないが、彼女の全てが愛らしく感じる。
- 友達にいくら恋人の話を聞かされても、惚れた欲目というものは私にはわからない。
- 惚れた欲目と言われても、ぼくにとって彼女はとても可愛らしくて、たとえ怒っていても愛しいんだ。
- 惚れた欲目で気づいていないようだけど、彼女はそれほど美人ではないわ。
まとめ
惚れた欲目というように、好きになった人のことは欠点も愛しく思えてしまうことがあるのですね。
恋愛とは、不思議なものなのかもしれませんね。