【ことわざ】
骨折り損の草臥れ儲け
【読み方】
ほねおりぞんのくたびれもうけ
【意味】
苦労したにも関わらず、なんの利益もなくくたびれて疲労だけが残るということ。
【語源・由来】
「江戸いろはかるた」のひとつ。
骨を折った分だけ損をして、疲れだけが残ってしまうという意味から。
【類義語】
・労して功なし(ろうしてこうなし)
【英語訳】
Great pains but all in vain.
He that washes an ass’s head loses both his soap and labour.
Waste of energy of the lost labor. Lot of trouble for nothing.
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「骨折り損の草臥れ儲け」の使い方
隣町のおもちゃ屋さんへ行けば、レアカードが貰えると聞いて、友だちと自転車で行ってきたんだ。
それは遠かったでしょ。レアカードは貰えたの?
それが、レアカードなんて配っていないどころか、近所のおもちゃ屋さんで置いてあるグッズしかなかったんだ。
骨折り損の草臥れ儲けだったのね。
「骨折り損の草臥れ儲け」の例文
- 節約のために、一円でも安いスーパーを順番にまわって買い物をしたけれど、どの商品も近所のスーパーの特売と同じ値段だったようだ。骨折り損の草臥れ儲けに終わってしまった。
- とてもきれいな夕陽が見られると聞いて、電車を乗り継いでやっと到着したけれど、大雨で夕陽なんて見られなかった。骨折り損の草臥れ儲けだ。
- 娘が欲しいというから、慣れない手芸をしてバッグを作ったけれど、やっぱり市販の方がいいと一度も使わなかった。骨折り損の草臥れ儲けだった。
まとめ
たくさん苦労したにも関わらず、なんの利益もなくて疲労だけが残ってしまっては、心も疲れてしまうのではないでしょうか。
骨折り損の草臥れ儲けは、できればしたくないですね。