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【馬鹿と煙は高いところへ上る】の意味と使い方や例文

「馬鹿と煙は高いところへ上る」の意味

意味

【ことわざ】
馬鹿と煙は高いところへ上る

【読み方】
ばかとけむりはたかいところへのぼる

【意味】
煙が上に上がるように、馬鹿はおだてにのりやすいということ。

ことわざ博士
「馬鹿と煙は高いところへ上る」ということわざは、愚かな人々がおだてられるとすぐにそれに乗ってしまう傾向があるという意味を含んでいるんだよ。
助手ねこ
へぇ、そういうことか。つまり「愚かな人はおだてに簡単に乗る」ってことやな。煙が上に上るように、馬鹿な人もおだてられるとすぐに高い位置に上りたがるってことやね。

これは、自分を過大評価する人や虚栄心の強い人が、現実を見失いやすいことを教えてくれてるんや。おだてに乗って調子に乗ることの危険性を示してるわけやな。

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「馬鹿と煙は高いところへ上る」の解説

カンタン!解説
解説

「馬鹿と煙は高いところへ上る」ということわざは、愚かな人々がおだてられると容易にそれに乗ってしまい、自分の立場や能力を過大評価する傾向があることを意味しているんだよ。この表現は、煙が自然に高いところへ上がるように、愚かな人もおだてられると自分を高く見積もってしまう様子を比喩的に表しているんだね。

このことわざは、愚かな人が褒められると簡単にその言葉に飛びつき、自己評価が現実から乖離することを示しているよ。つまり、馬鹿な人は他人からのおだて言葉に簡単に乗ってしまい、その結果、自分の実際の能力や立場を理解せずに高い位置を目指す傾向があるということなんだ。

この言葉は、自己評価の現実離れや、おだてに乗ってしまう愚かさを批判しているんだね。また、他人の言葉に簡単に流されず、自分自身の能力や立場を冷静に評価することの重要性を教えてくれるよ。このことわざは、自己認識の重要性や、他人の言葉に惑わされないことの大切さを示しているんだ。

「馬鹿と煙は高いところへ上る」の使い方

ともこ
健太くんすごいわね。
健太
そう?僕って天才かも。このまま世界一になる?
ともこ
馬鹿と煙は高いところへ上るっていうけど、調子に乗らない方が良いわよ。
健太
がーん。ほめて落とされると悲しさ倍増。
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「馬鹿と煙は高いところへ上る」の例文

例文
  1. あーあ、健太くんってばおだてられてのぼせ上っちゃって。馬鹿と煙は高いところへ上るってやつね。
  2. 馬鹿と煙は高いところへ上るから、褒めるのもほどほどにね。
  3. 余程できた人じゃないと、ほめられて冷静でいられる人は少ない。馬鹿と煙は高いところへ上るというが、多くの人は馬鹿ってことだ。
  4. 拍手喝采に気分を良くして、馬鹿と煙は高いところへ上るように彼女はアンコール演奏をやめようとしなかった。
  5. ともこちゃんは、ほめて伸ばそう。健太くんは、馬鹿と煙は高いところへ上るごとく、ほめると調子に乗って失敗するタイプだから、飴と鞭を使い分けよう。




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