「はまった後で井戸の蓋をする」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
はまった後で井戸の蓋をする
【読み方】
はまったあとでいどのふたをする
【意味】
事が起きてしまってから用心すること。
予防が一番大切で、事前の対策が事故を防ぐってことや。後の祭りになる前に、ちゃんと注意することが重要やってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
井戸に誰かが落ちてから、井戸にふたをするという意から。
【類義語】
・泥棒を捕らえて縄を綯う
「はまった後で井戸の蓋をする」の解説
「はまった後で井戸の蓋をする」ということわざは、「事が起こってしまった後で用心する」という意味を持っているんだよ。この言葉は、井戸に落ちた後で井戸に蓋をするという状況から来ているんだね。
このことわざの背景には、井戸に誰かが落ちてしまってから、それを防ぐために蓋をするという考えがある。でも、本当は事故が起きる前に予防策を取るべきだったという意味が込められているんだ。
たとえば、学校で子どもたちが遊んでいるときに怪我をしてしまったら、その後で安全対策を強化することがよくあるよね。でも、本当は怪我が起きる前に、安全対策をしっかりしておくべきだったということになる。
「はまった後で井戸の蓋をする」ということわざは、問題が起きてしまってから後悔しても遅いということや、事前の予防や用心が大切だという教えを含んでいるんだよ。事が起こる前に対策を取ることの重要性を思い出させてくれる言葉なんだね。
「はまった後で井戸の蓋をする」の使い方
「はまった後で井戸の蓋をする」の例文
- 通学路で事故が起きてから歩道を整備するのは、はまった後で井戸の蓋をするのと同じだ。
- 日本の法の変化は遅く、はまった後で井戸の蓋をするように事が起きてから法改正がなされる。
- はまった後で井戸の蓋をするので遅い。何事も先手が大事。
- 泥棒に入られてからセキュリティ会社と契約しても、はまった後で井戸の蓋をするごとしだ。
- あれほど未然に注意せよと言ったのに、はまった後で井戸の蓋をしても起こってしまったことは取り消せないんだ。
事が起こってからでは遅いという意味で、予防や事前の注意の重要性を教えているんだ。