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【始めは処女の如く後は脱兎の如し】の意味と使い方や例文(出典・対義語)

【ことわざ】
始めは処女の如く後は脱兎の如し

【読み方】
はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし

【意味】
始めは処女のように弱々しく見せかけて相手を油断させ、後になると逃げ走る兎のように機敏に攻撃して相手に応じる隙を与えないこと。ぐずぐずしていた者が急に活動的になるたとえ。「脱兎」とは、逃げていくウサギのことで、非常に速いもののたとえ。

始めのうちはおとなしいが、後から乱暴になるという意味で使うのは誤用。

【出典】
孫子・九地」に「始めは処女の如く、敵人戸を開く。後は脱兎の如く、敵拒ぐに及ばず」とあるのに基づく。

【対義語】
・頭でっかち尻つぼみ
・虎頭蛇尾
・竜頭蛇尾

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「始めは処女の如く後は脱兎の如し」の使い方

健太
この前の空手の試合で始めは処女の如く後は脱兎の如しという孫子の兵法に則って、挑んでみたんだけど、効果があったよ。
ともこ
昔の人は、コンピューターも飛行機もないのに、地形を考慮した陣形を考えたり、人の心理を逆手に取った作戦を考えたりすごいわよね。
健太
そうだね。先人の頑張りや努力のおかげで今があるんだから、僕も甘んじていられないな。
ともこ
新しい兵法を考え出して優勝を目指さないとね、

「始めは処女の如く後は脱兎の如し」の例文

  1. 今日の試合の作戦は、始めは処女の如く後は脱兎の如しだが、逃げるんじゃないぞ、完膚なきまでに叩き潰すんだぞ。
  2. 今日の相手は調子に乗っていると有名な男だから、始めは処女の如く後は脱兎の如しの作戦で、相手が隙を見せた瞬間に乗じて攻め込め。
  3. 始めは処女の如く後は脱兎の如しという言葉のように、最初は慎み深く接して、取引先が心を開いたら一気に攻めるという作戦で営業に行け。
  4. 始めは処女の如く後は脱兎の如しという言葉のように、ルームシェアを受け入れた当初は遠慮深かったのに、今では、僕のエリアも占拠されてあっという間に侵攻された敵国の気分だ。
  5. 対戦してみると、とても弱かったので油断したらあっという間に点を取られ、始めは処女の如く後は脱兎の如しという言葉が身に染みた。

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