「万死一生を顧みず」の意味(出典)
【ことわざ】
万死一生を顧みず
【読み方】
ばんしいっしょうをかえりみず
「一生」は、「いっせい」とも読む。
【意味】
生きのびることを考えたり、希望を持たないこと。
「万死一生を顧みず」ということわざは、非常に危険な状況でも生き延びる可能性を全く考えず、命がけで行動することを表しているんだ。
ああ、それはすごい勇気のいることやな。つまり、「どんなに危険でも、生き延びる可能性なんて考えずに突き進む」ってことやな。ほんまにわずかな生きるチャンスも顧みずに、思い切った行動をするってわけや。
これは、極限状態での大胆な決断や勇気を表す言葉やね。
【出典】
「史記」
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「万死一生を顧みず」の解説
カンタン!解説
「万死一生を顧みず」という言葉は、非常に危険な状況や死の危険が迫っている中で、生き残る可能性がほとんどないことを表しているんだよ。
この言葉の中の「万死」というのは、非常に多くの死の危険や困難な状況を意味していて、「一生」というのはほんのわずかな生き残る可能性を表しているんだ。だから、「万死一生を顧みず」とは、死ぬ可能性がとても高くて、生き残ることをほとんど期待できない状況にあることを言っているんだね。
例えば、戦いや非常に危険な冒険の中で、命の危険を顧みずに進むような状況を想像してみて。この言葉は、そういう時に使われることが多いんだよ。生き残る希望がほとんどないけど、それでも前に進む勇気や決意を表している言葉なんだね。
「万死一生を顧みず」の使い方
戦地に行った若者は、万死一生を顧みずといった心境だったんだって。
お国のためにって自分に言い聞かせて、未来を諦めるなんてつらいわよね。
恐くなかったのかな。
恐いに決まっているわよ、でも、逃げて非国民って後ろ指さされるのも恐いのよ。
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「万死一生を顧みず」の例文
- 冬山に軽装で登ることは、万死一生を顧みずの覚悟がないといけない。
- 火の中に取り残されている家族を助けるために、万死一生を顧みず飛び込む。
- 万死一生を顧みず魔王との戦いに挑んだ者が、勇者と呼ばれるようになる。
- 大変な危険を伴う工事と聞かされたが、万死一生を顧みず参加した。
- 将軍様に命令されたら、万死一生を顧みず戦うしかない。