「馬齢を重ねる」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
馬齢を重ねる
【読み方】
ばれいをかさねる
【意味】
大したこともせず、ただ年をとること。「馬齢」は、自分の年齢を謙遜していうことば。
まぁ、でも年を重ねるごとに、見えてくる世界もあるってもんやろ。年齢を重ねること自体にも、それなりの価値があるってことやね。
【類義語】
犬馬の齢
【英語訳】
to have aged without having accomplished anything
「馬齢を重ねる」の解説
「馬齢を重ねる」という言葉は、特別な成就をせずにただ年を取ること、または自分が年を取ったことを控えめに言う時に使う言葉だよ。ここでいう「馬齢」とは、文字通りには馬が年を重ねることを指しているんだけど、転じて人の年齢を表すのに使われることがあるんだ。
たとえば、自分の誕生日やある節目で、何か大きなことを成し遂げたわけではないけれど、また一年歳を取ったな、と感じる時に、「ただ馬齢を重ねただけだ」と謙遜していうことができるんだよ。これは、自分が年を取ることを卑下する意味合いも含んでいるから、自己批判や自己評価の低さを表現する時にも使われるね。
この表現は、自分の経験や成長を控えめに、または謙虚に表現するのに適しているから、自分の成果や経験を大げさに語りたくない時に便利だよ。ただし、自分の経験や年齢がもたらす価値や知恵も忘れないようにね。年齢を重ねることは、見方を変えれば、さまざまな経験や知識を積み重ねてきた証でもあるんだから。
「馬齢を重ねる」の使い方
「馬齢を重ねる」の例文
- いたずらに馬齢を重ねてきただけなので、私なんぞは、とてもあなた様のお役に立てるとは思えませんので辞退させていただきます。
- 馬齢を重ねただけで大した功績を残した覚えもなかったのが、この度、褒賞を授かることとなった。
- ただ、馬齢を重ねてきただけの人生でしたが、今、五人の孫がそれぞれ私を心から慕ってくれていることがわかるので長生きしてよかったと思うのです。
- 馬齢を重ねただけの私が町会長をやるだなんて、もったいないお話なので、もっと若い人から選んで町を活性化してはいかがでしょう。
- ただ、八十年も馬齢を重ねてきただけの私がこんなに大勢の人に誕生日を祝っていただけるとは、恐縮至極です。