【ことわざ】
恥と頭はかき次第
【読み方】
はじとあたまはかきしだい
【意味】
恥をかくことに無感覚で、頭を掻きたいだけ掻くように、平気で恥をかく行為を重ねるたとえ。
【語源・由来】
「恥をかく」と「頭を掻く」を掛けたしゃれ。
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「恥と頭はかき次第」の使い方

健太くん。恥と頭はかき次第っていうけれども、毎回、こんなにバツばかりのテストの答案で、本当に少しも恥ずかいと思わないの?

うん。今まで、恥ずかしいと思ったことは一回も無いよ。

そうなの?でも健太くんが大好きな女の子に、この答案を平気な顔で見せることができるのかしら?

あわわ。それは恥ずかしくてできないよ。・・・これからはもっと勉強を頑張るよ。
「恥と頭はかき次第」の例文
- 彼はあんなラフな服装でパーティーに来た上に、あんな発言を平気な顔でするなんて、恥と頭はかき次第だな。
- いつも成績が悪くて、親が先生に呼び出されているのに、さらに学校のガラスを割って親が呼び出されることになるなんて、恥と頭はかき次第だし、親不孝者だな。
- 彼の両親は、彼が路上で歌っていることを恥ずかしいと思っているし、その上、芸能界にデビューするなんて恥ずかしい行為の上塗りで、恥と頭はかき次第だと思っている。
- 父は、僕があまりに出来の悪い子供だから、昔から僕のことを恥だと思っているのに、僕が、キャリアではなくノンキャリアとして採用されたことを知って、恥と頭はかき次第だと思っているようだ。
- せっかくとても才能があるのに、彼は、あんな作品をこんな歴史のあるコンクールに出した上に、審査員を侮辱するような言葉を発表しているようだが、恥と頭はかき次第で、いつになったら大人になってくれるのだろうか。
- 彼女は、恥ずかしい行為を繰り返しても、いつも平気な顔でへらへら笑っているから、恥と頭はかき次第だと思っていたが、実はとても繊細な人で強がって笑っているだけだった。