【ことわざ】
掃き溜めに鶴
「ごみ溜めに鶴」「塵塚に鶴」「掃き溜めへ鶴が降りる」などともいう。
【読み方】
はきだめにつる
【意味】
その場に似合わないような美しい人や優れた人がいるたとえ。
【語源・由来】
むさくるしいごみ捨て場に、鶴が舞い降りるという意味が由来。
掃き溜めはごみ捨て場、鶴は優れたものという意味。
【類義語】
・鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
・天水桶に竜
・珠玉の瓦礫に在るが如し(しゅぎょくのがれきにあるがごとし)
【英語訳】
A jewel in a dunghill.
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「掃き溜めに鶴」の使い方
うちの学校にともこちゃんのような人がいるなんて、素晴らしいことだと思うんだ。
健太くん、どうしたの?
まさに、掃き溜めに鶴とはこのことだと思うよ。
そんな、褒めすぎよ。
「掃き溜めに鶴」の例文
- こんな山奥の目立たないところに、素晴らしい絵の才能の持ち主が住んでいたなんて、まさに掃き溜めに鶴で驚いた。
- あの劇団の中で彼女は掃き溜めに鶴のような存在だったことは、みんなが知っている。
- 掃き溜めに鶴と言われていた彼女は、ある日スカウトされるとあっという間に人気モデルになった。
- それほど有名でもなく、学力も高くないこの学校で、彼女は掃き溜めに鶴と言われていた通りに、卒業した後は美人な医者として取材されるようになったと聞いた。
- 彼は僕たち落ちこぼれの中の掃き溜めに鶴という存在だった。
「掃き溜め」に例えられる側にとっては、不快な表現なので使用に注意が必要。