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【煩悩の犬は追えども去らず】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

煩悩の犬は追えども去らず

【ことわざ】
煩悩の犬は追えども去らず

「煩悩の犬は打てども去らず(ぼんのうのいぬはうれどもさらず)」「煩悩の犬(ぼんのうのいぬ)」などともいう。

【読み方】
ぼんのうのいぬはおえどもさらず

【意味】
欲望などの煩悩というものは、払っても払っても心から離れないということのたとえ。

【語源・由来】
いくら追い払っても、犬がまとわりついて離れないことから。「煩悩(ぼんのう)」とは、仏教で人の心身を悩ませたり苦しませたりする精神の働きのこと。

【英語訳】
Desire has no rest.
Ambition is the last affection a noble mind can put off.
Man’s worldly desires do not disappear.

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「煩悩の犬は追えども去らず」の使い方

健太
ぼくはこれから、人の幸せを願って生きて行こうと思っているんだ。
ともこ
それは素晴らしいことね。
健太
だけど、サッカーではレギュラーになりたいし、新しいゲームも欲しいし、おいしいおやつを毎日食べたいんだ。
ともこ
煩悩の犬は追えども去らずということね。

「煩悩の犬は追えども去らず」の例文

  1. 煩悩の犬は追えども去らずというように、欲や迷いを捨てることはむずかしい。
  2. 私利私欲を捨てて世の中のためになることをしようと言っても、実際には煩悩の犬は追えども去らずといってそう簡単にできることではない。
  3. 兄は欲深い人間だったが、心を入れ替えて欲を捨てるらしい。しかし、煩悩の犬は追えども去らずというからきっと無理だろう。

まとめ

煩悩の犬は追えども去らずというように、欲を捨てようとすればするほど、欲は心から離れなくなってしまうのではないでしょうか。
欲を捨てることはむずかしいですが、欲を少なくすることはできるかもしれませんね。





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