「大黒柱を蟻がせせる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
大黒柱を蟻がせせる
【読み方】
だいこくばしらをありがせせる
【意味】
力のないものが能力にふさわしくない仕事に取り組むこと。びくりともしないこと。
蟻が大黒柱をかじったって、全然影響せえへんってことやねん。
【語源由来】
家の大黒柱を蟻が噛む意から。
【類義語】
・大黒柱と腕押し
・大仏を蟻が曳く
・藁しべを以て泰山を上げる
・富士の山を蟻がせせる
・富士の山と丈比べ
・大仏の柱を蟻がせせる
・大仏様をむぐらもち
「大黒柱を蟻がせせる」の解説
「大黒柱を蟻がせせる」っていうことわざはね、びくともしないことや、無力な人が大きな仕事に挑むことを指しているんだよ。
例えばね、小さな蟻が立派な柱を噛んでいる姿を想像してみて。柱は大きくて頑丈で、蟻は小さくて弱いけれど、蟻がその柱を噛んでも全く影響がないよね。つまり、蟻の力では大黒柱には何もできないんだ。
このことわざは、微力な人が大きな仕事に取り組む無謀さを言い表しているんだ。大黒柱は家の中でとても重要な役割を果たしていますが、蟻の力では太刀打ちできないね。同じように、無力な人が大きな仕事に挑戦することは、その力では成し遂げることが難しいということを表しているんだ。
つまり、「大黒柱を蟻がせせる」は、人は自分の力量や能力に合った仕事に取り組むべきだという教えを伝えているんだよ。無理をせず、自分のできる範囲で努力することが大切なんだね。
「大黒柱を蟻がせせる」の使い方
「大黒柱を蟻がせせる」の例文
- 僕一人では大黒柱を蟻がせせるのと同じで、何の変化ももたらすことができない。
- 健太くんでは力不足で大黒柱を蟻がせせるごとしだが、社長は彼に任せたいようだ。
- あの大企業は大黒柱を蟻がせせるように、急激な円安くらいではびくともしない。
- 一人の人間が何かをしても地球に何の影響もなく、大黒柱を蟻がせせるのと同じだが、世界中の人がそれをすると地球環境が悪化する。
- 健太くんがその仕事をするのは無謀だ。大黒柱を蟻がせせるようなもので分不相応だ。
そして、その人が何もできないことを表しているんだ。