「団子隠そうより跡隠せ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
団子隠そうより跡隠せ
【読み方】
だんごかくそうよりあとかくせ
【意味】
秘密は、本人が知らない思いがけないところから知られてしまうということ。
「団子隠そうより跡隠せ」ということわざは、秘密を隠すときは、その事実だけでなく、それを知られる可能性のある手がかりも隠すべき、という意味があるんだよ。
なるほどな、つまり「秘密を隠すより、その証拠を隠す方が大切」ってことやな。
団子を隠したところで、その跡が残っとると、人はそこから何かを推測することができるんやな。それは、思いがけへんところからバレてしまうこともあるってことやな。秘密を隠すときは、証拠もしっかり隠さないとな。
【語源由来】
こっそり団子を食べたときは、残った団子を隠しても、食べたあとをきれいに始末しておかないとばれる意から。
【類義語】
・頭隠して尻隠さず
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「団子隠そうより跡隠せ」の解説
カンタン!解説
「団子隠そうより跡隠せ」っていうことわざはね、何かこっそりとやった時、ただ物を隠すだけじゃなくて、自分の行動がばれないように、ちゃんと後始末することが大切だって教えてくれるんだよ。
たとえば、こっそりとおやつを食べたけど、その空のパッケージをそのままにしてたら、結局ばれちゃうでしょ? そういうことを表しているんだ。だから、「団子隠そうより跡隠せ」ってことわざは、ただ秘密の物を隠すだけじゃなく、その証拠を消すことが重要だと言っているんだよ。
つまり、自分の行動が思いがけないところから見つかったり、知られたりしないように、注意深く行動することが大切だっていう教えなんだよ。
「団子隠そうより跡隠せ」の使い方
健太くん。つまみ食いをしたでしょう。
してない。してない。
団子隠そうより跡隠せよ。口の周りにべったり食べかすが付いているわよ。
しまった。詰めが甘かった。
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「団子隠そうより跡隠せ」の例文
- 防犯カメラが多数あり監視社会だから、団子隠そうより跡隠せだ。
- 壁に耳あり障子に目あり、団子隠そうより跡隠せというが、秘密は思いもよらぬところから露顕する。
- 通話履歴を消しても警察は調べることができる。団子隠そうより跡隠せというが、犯罪の痕跡を残すのは難しい。
- 団子隠そうより跡隠せというからきれいに掃除をしたが、不自然に指紋が消えすぎて余計に怪しまれた。
- 念を入れないと、団子隠そうより跡隠せといい、悪事は露見した。