「伝家の宝刀」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
伝家の宝刀
【読み方】
でんかのほうとう
【意味】
いよいよという時以外にはみだりに使用しない、とっておきの物・手段など。
大切な瞬間や、どうしても勝たなあかん時に使うような特別なものや技を表す言葉やね。重要な時のために取っておく「切り札」という感じやな。
【語源・由来】
代々家宝として伝わっている名刀のこと。
【英語訳】
my trump card(切り札) という表現はあります。
「伝家の宝刀」の解説
「伝家の宝刀」の使い方
「伝家の宝刀」の例文
- ついに伝家の宝刀を抜きました。とっておきの代打の投入です。
- どうしますか、ここで伝家の宝刀を抜いてしまいますと勝つには勝つでしょうか。次回から勝負時には使えませんよ。
- わが社も時代の波に乗り遅れるわけにはいなかい。ここは伝家の宝刀を抜いて株主に理解してもらいましょう。
- さてさて伝家の宝刀を抜くのはいいが、今でも切れ味がいいかどうか。
まとめ
先祖から代々受け継がれてきた伝家の宝刀の切れ味はどうでしょうか。宝刀とはそれ自体が機能することを期待していると考えられません。それよりもそれが代々伝えられてきた事、大事に受け継がれたという精神的な価値が大事なのでしょう。ですから、それがあること自体が心の支えになります。いくら名刀といっても数百年も経てば切れ味も劣るのはしかたがありません。奥の手を使うぞと相手に思わせて脅威を与えればいいのであって、奥の手を見せてしまうと、効果があっても必ず対策が考えられますので奥の手の効果はあっという間になくなってしまいます。宝刀を使う時期、勝負所を見極めるのが大切です。ところで英語ではトランプというのが奥の手だそうですが、言われてみるとトランプ大統領とは米国の奥の手なのかもしれませんね。
しかし、転じて、非常に重要な時や、いざという時にのみ使用される特別な手段や技術を指すようになったんだ。