「同日の論にあらず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
同日の論にあらず
「日を同じくして論ぜず」「同日の談にあらず」ともいう。
【読み方】
どうじつのろんにあらず
【意味】
差が大きくて同じ扱いにできないこと。比較にならないこと。
「同日の論にあらず」という言葉は、2つの事柄や状況が全く異なるため、同じように扱ったり論じることはできないという意味を持っているんだよ。
あー、わかるわかる。つまり、2つのことがまったく違うレベルや質を持ってるから、同じように考えたり話すことは無理やってことやな。
例えば、プロの選手と初心者を一緒にして「どっちがうまい?」なんて聞いたら、それは「同日の論にあらず」やね。違いすぎて比べようがないってことや。
【出典】
「史記」
【語源由来】
昔の中国では、論功行賞を行う時、相手の身分や内容の程度の差次第で日を変えて行っていたことから。
【スポンサーリンク】
「同日の論にあらず」の解説
カンタン!解説
「同日の論にあらず」っていう言葉は、二つのものや事が全然違うレベルで、比べるのが難しい、ってことを言いたい時に使うんだよ。
昔の中国の話を元にしているんだけど、そこでは「論功行賞」という、人々の働きや功績を評価して、賞をあげるイベントがあったんだ。でもね、人の身分や、その功績の大きさによって、評価する日を変えていたの。つまり、全然レベルが違う人たちや事を、同じ日には評価しないってことだったんだよ。
だから、この「同日の論にあらず」という言葉は、そんな昔の習慣から来ていて、今では「全然違うから、比べるのは無理!」って意味で使われるようになったんだね。例えば、プロのサッカー選手と初心者を比べることを考えてみて。「これ、同日の論にあらずだよね」と言うことができるよ。それくらい、レベルが違うってことを伝える言葉なんだよ。
「同日の論にあらず」の使い方
彼は優秀だね。
同学年なんだけど、同日の論にあらずね。
うん。うん。比べ物にならないよ。
彼は神様に愛された、いわゆるギフテッドよね。
【スポンサーリンク】
「同日の論にあらず」の例文
- 双子で同じものを食べて同じように育ったはずなのに、学力面で同日の論にあらずだ。
- 同僚だが、彼と僕の能力は雲泥の差で同日の論にあらず。
- 同じ作家でも、受賞作家と僕とでは同日の論にあらず。同じ本棚に並べられるのもおこがましい。
- 同じころにテニスを始めたが、今となっては同日の論にあらず。彼は日本代表、僕は予選落ち。
- 彼と彼女を一緒にしてはいけない。差があり過ぎて同日の論にあらずだ。