「盈満の咎」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
盈満の咎
「盈満の咎め」「盈満の災い」ともいう。
【読み方】えいまんのとが
【意味】
絶頂まで栄えると必ず衰退しはじめること。
「盈満」は、満ち足りること。
「盈満の咎」という言葉は、物事が満ち足りすぎてしまうと、それが逆に災いを招く可能性があるという意味を表しているんだよ。
あーなるほどな。つまり、「何でもかんでも満たされすぎると、それが災いのもとになる」ってことやな。
物事がうまくいきすぎて、ほんまに全てが完璧になったら、そのあとは落ちていくしかないんやな。なんか恐ろしいけど、それが人生やな、これは。
【語源由来】
物事が満ち足りている時は災いが生じやすい意から。
【出典】
「後漢書」
【類義語】
・満つれば欠く
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「盈満の咎」の解説
カンタン!解説
「盈満の咎」っていうことわざはね、物事が順調にすぎて、全部が満たされすぎると、逆に何か問題やトラブルを引き起こしやすいっていう意味だよ。
これは、昔の中国の本、「後漢書」から来ているんだ。
例えば、ゲームで毎回毎回勝ち続けると、自分が無敵だと思い込んで、練習を怠ったり、相手を甘く見たりすることがあるよね。でも、そうなると結局は負けてしまうことが多いんだ。それが「盈満の咎」っていうことわざの意味なんだよ。
つまり、物事が上手く行きすぎると気を緩めたり、自分が大丈夫だと過信したりすることで、結局は問題が起きやすくなる、ということを教えてくれるんだね。だから、いつも謙虚に、自分がまだまだ未熟だということを忘れずに、努力を続けることが大切なんだよ。
「盈満の咎」の使い方
アメリカのピークは長いわね。
盈満の咎の気配がないね。
アメリカが不景気になると世界中が不景気になるから、そうならないよう支えているからかしらね。
そろそろ交代してもよさそうだけどな。
徳川幕府だって200年続いたからもうしばらく無理かなー。
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「盈満の咎」の例文
- いつまでも成長し続けると思っていたのに、盈満の咎で業績は下降し始めた。
- 米国株は上がり続けるからできるだけ早く買った方が良いというが、盈満の咎ともいう。絶対はあり得ない。
- 世界史を紐解けば、盈満の咎は真実だとわかる。
- 盈満の咎というが、還暦を過ぎた今でもあの音楽グループの人気は衰え知らずだ。
- 才能はある時期を境に、盈満の咎のように衰え始めるものだ。