「円石を千仞の山に転ず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
円石を千仞の山に転ず
【読み方】
えんせきをせんじんのやまにてんず
【意味】
勢いが強く抑えることができないこと。
「仞」は、長さの単位。ひろ、両手を広げた長さ。「千仞」は、山などの非常に高いこと。
「円石を千仞の山に転ず」ということわざは、勢いが強くて止めることができない状況を表しているんだよ。
あー、それはつまり、「勢いが止まらない」ってことやな。
大きな山から転がり落ちてくる石のように、一旦動き出したら止められへんってことやな。これは、勢いに乗っている時や、流れが良い時には抑えることが難しいってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「孫子」
【語源由来】
丸い石を高い山の上から落とすとものすごい勢いでころがり落ちることから。
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「円石を千仞の山に転ず」の解説
カンタン!解説
「円石を千仞の山に転ず」っていうことわざはね、超高い山から転がり落ちてくる丸い石は、その勢いがすごくて止められないよ、っていう意味だよ。
たとえば、すごく高い山の頂上から大きなボールを転がしたら、それはどんどん速くなって、誰も止めることができないよね。そのボールの勢いがすごくて、どんなに力を使っても止められない、というイメージなんだ。それが「円石を千仞の山に転ず」っていうことわざの意味なんだよ。
このことわざは、物事が一度動き出したら、その勢いはすごくて誰も止められない、ということを教えてくれているよ。だから、何かを始めるときや、物事が動き始めたときは、その勢いを上手に利用したり、コントロールすることが大切だね。
「円石を千仞の山に転ず」の使い方
賛成派の動きは円石を千仞の山に転ずだね。
もう止められないわね。
この村が水没してダムに沈むんだね。
ダムができなくても、遅かれ早かれ住人がいなくなったと思うけど寂しいわね。
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「円石を千仞の山に転ず」の例文
- 健太くんが一度決断すると、円石を千仞の山に転ずで止められない。
- この世の流れは円石を千仞の山に転ずでどうしようもできない。
- 円石を千仞の山に転ずのように、民衆の怒りが発端となった暴動はとめることができない。
- 円安の動きは急ではげしく、円石を千仞の山に転ずように政府が介入しても無駄だった。
- 開発の波は円石を千仞の山に転ずで、根回しをしてももう遅い。