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「腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず」の意味(出典)
【ことわざ】
腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず
【読み方】
ふぼくはもってはしらとなすべからず、ひじんはもってしゅとなすべからず
【意味】
無能なものを重用してはならないということ。腐った木は柱にしてはいけないし、品性の卑しい人間を主にしてはいけない。愚か者はどんな災いを引き起こすか分からないということ。
適切なリーダーシップは、しっかりとした品性と信頼性に基づいていないといけないってことを教えてるわけや。だから、大事なポジションにはその人の品性や信念をしっかりと見極めることが大切やね。
【出典】
「漢書」
中国漢の成帝が趙倢伃を皇后に迎えようと思い、その前に趙倢伃の父を大名に取り立てようとしたときに、劉輔がこれを諫めた文の中で用いたことわざ。
「腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず」の解説
「腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず」ということわざはね、腐った木は柱として使えないように、品性の低い人を主人としては使ってはいけないという意味があるんだ。
この言葉は、木造建築の柱が腐ってしまうと、建物の支えとして機能しなくなることから来ているよ。同じように、人間も品性が低い人は、主人としては適切ではないということを教えているんだ。
つまり、このことわざは、品性の高い人を頼りにし、尊重することの重要性を教えてくれるんだよ。品性の低い人には主人としての役割を与えない方が賢明だということなんだね。
「腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず」の使い方
「腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず」の例文
- 新しいプロジェクトチームのリーダー選びにあたり、部長は腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからずと言って、候補者の品性を重視した選考を行った。
- 学校でクラス代表を決める時、先生は生徒たちに腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからずと教え、誠実な人物選びの大切さを説いた。
- 会社の取締役が不正を働いたことが発覚し、社内では腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからずという言葉が再び重要性を帯びて議論された。
- コミュニティのリーダーが選ばれる際、住民たちは腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからずと言い合い、候補者の過去の行動と性格を慎重に評価した。
- 政治家の選挙が近づくにつれ、有権者たちは腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからずとの古言を引用しながら、候補者の倫理的な資質を議論するイベントを開催した。