「折角」の意味とは?(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
折角
【読み方】
せっかく
【意味】
高慢の鼻をへし折ること。意味のないことをわざわざすること。
【語源・由来】
中国、漢の朱雲が易学者として権勢のあった五鹿充宗と易を論じて勝ち、その時の人が朱雲が五鹿の角を折るとしゃれて言った「漢書」朱雲伝の故事から。後漢の郭太が外出中に雨にあい、頭巾のかどが折れてしまったが、郭泰を慕う人達がみなわざわざ頭巾のかどを折ってそのまねをしたという「後漢書」の故事から。
【類義語】
・杓子で腹を切る
・連木で腹を切る
・擂粉木で腹を切る
・竿竹で星を打つ
・杵で頭を剃る
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「折角」の使い方
あの高慢ちきを折角してやりたい。
ぼきっとね。
高慢すぎてピノキオより鼻が高くなっているよ。
あそこまで高くなっていると簡単に折角できそう。
「折角」の例文
- 台風が来るのに落ち葉拾いをしても折角だろう。明日の朝にはまた落ち葉だらけになっている。
- ご祝儀のお札はピン札じゃないとだめなんて、私からすれば折角だと思う。
- 時代が変わるにつれ、折角と感じることはたくさん出てくる。
- 折角が残業を増やしている。意味の無いことをやめれば定時に帰宅できるだろう。
- 折角のように無意味なことをわざわざするには、当初は何らかの意味があったのだろう。