「餓狼の庖厨を守る如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
餓狼の庖厨を守る如し
【読み方】
がろうのほうちゅうをまもるごとし
【意味】
大切なものを危ない人物に守らせること。
「餓狼」は、飢えた狼。「庖厨」は、台所。
「餓狼の庖厨を守る如し」ということわざは、大切なものや場所を、危険な人物や信用できない者に預けることを意味しているんだ。
あー、それはまるで、餓えてる狼に料理を守らせるようなもんやな!まあ、それやったら、料理は絶対食べられるわな。
大切なものを、ちゃんと信頼できる人に任せるのが大事やな。変な人に頼むと、あかんことになるってことやね。
【語源・由来】
飢餓状態の狼に台所を守らせる意から。
【出典】
「後漢書」
【類義語】
・猫に鰹節
・盗人に鍵を預ける
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「餓狼の庖厨を守る如し」の解説
カンタン!解説
「餓狼の庖厨を守る如し」という言葉は、大事なものを、それを狙っているような人に預ける、っていうことを表してるんだよ。
ここで「餓狼」とは、お腹を空かせた狼のこと。そして「庖厨」は、キッチンや台所のことを指すんだ。
簡単に言うとね、食べ物がたくさん入っているキッチンを、お腹をすごく空かせてる狼に守らせるって考えると、ちょっと怖いよね?そう、それと同じで、大事なものを、それを狙っているような人に守らせてしまうことの危険性を表しているんだよ。
「餓狼の庖厨を守る如し」の使い方
お母さんに怒られたの?
見張っておいてと言われたケーキを食べてしまったんだ。
健太くんに頼むのは餓狼の庖厨を守る如しよね。
そう思うでしょう?僕に任せた母さんが悪いのに、あんなに怒らなくても。
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「餓狼の庖厨を守る如し」の例文
- 餓狼の庖厨を守る如しというので、盗みの前科のある君を警備員として採用するわけにはいかない。
- ぼんやりしている健太くんに任せたら、餓狼の庖厨を守る如しになるのは分かっていた。
- お金が大好きな彼に組合費の管理を頼んだのは、餓狼の庖厨を守る如しだったな。持ち逃げされてしまった。
- マンゴーが大好物なともこちゃんに世話をお願いしたのだが、良品を不良品にして抜きとっていたようだ。餓狼の庖厨を守る如しで失敗だった。
- 人を疑いたくない気持ちは分かるが、いかにも怪しい彼に見張らせるのは餓狼の庖厨を守る如しでしょう。