「厳家には桿虜無し」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
厳家には桿虜無し
【読み方】
げんかにはかんりょなし
【意味】
徳よりも厳しい威勢の力で、世の中が治まる。
それと同じで、世の中もしっかりとしたルールや頼りになる権力があれば、みんながうまくやっていけるんやな。ただの優しさだけじゃなくて、ちょっと厳しさも必要やな、これは。
【語源・由来】
厳格な家には反抗的な召使はいないことから。
【出典】
「韓非子」
「厳家には桿虜無し」の解説
「厳家には桿虜無し」っていう言葉は、きびしくルールを守る家では、わがままや反抗的な召使い(つまり、働いている人たち)はいない、っていう意味だよ。
この言葉の背後にあるのは、もし家や組織のルールや秩序がちゃんとして厳しく管理されていれば、その中で乱暴なことをしたり、反抗するような人は存在しない、という考え方だね。
「桿虜」は、反抗的な召使いや働いている人を指す言葉だよ。このことわざは、リーダーシップや組織の運営において、ただ優しいだけや、許すだけではなく、必要な場面で厳しさやルールを守ることの大切さを伝えているんだ。
つまり、この言葉は、世の中や社会が平和で安定するためには、時には厳しいルールや管理が必要だという考え方を示しているんだよね。
「厳家には桿虜無し」の使い方
「厳家には桿虜無し」の例文
- 厳家には桿虜無しというから校則は厳しいものが多い。
- 徳で人を感化するのには限界があるので、厳家には桿虜無しにならって厳しく威圧する。
- 厳家には桿虜無しだが、かといって威圧的な独裁者に執政されても困る。
- 威圧や弾圧をすることで、厳家には桿虜無しとなる。
- これ以上国民が反抗するようなら、言論の自由を取り上げ圧することで厳家には桿虜無しとしようか。