「下衆の後知恵」の意味(類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
下衆の後知恵
【読み方】
げすのあとぢえ
【意味】
愚かで教養のない者は、必要なときに知恵が浮かばず、物事が終わってから良い考えが浮かぶというたとえ。
事が終わってから「あれもこれも」って考えるのは簡単やけど、実際の場面で役立つ考えをするのは難しいんやね。
【語源・由来】
下衆(げす)とは、品性が劣っていたり、能力が十分ではない者のこと。
【類義語】
・下衆の後思案(げすのあとじあん)
・下衆の知恵は後から(げすのちえはあとから)
【英語訳】
An afterwit is everybody’s wit.
It is easy to be wise after the event.
Afterwit comes over late.
「下衆の後知恵」の解説
「下衆の後知恵」っていう言葉は、簡単に言うと、バカな人はいざという時には役に立たないアイディアしか思いつかなくて、事が終わってから「ああ、こうすればよかった!」って思いつくことを言ってるんだよ。
例えば、テストが終わった後で「ああ、もっと前から勉強しておけばよかった」と後悔するのは、この「下衆の後知恵」に当たるよ。大事なのは、事前にしっかりと準備して、事が起こる前にちゃんとした考えや策を立てることだよね。このことわざは、後で後悔するよりも、前もってちゃんと考えて行動することの大切さを教えているんだよ。
「下衆の後知恵」の使い方
「下衆の後知恵」の例文
- 彼は会議でなにも発言しなかったのに、終わってから意見を出すなんて、下衆の後知恵というものだよ。
- 彼女はいつも話し合いが終わったあとに、良い考えが浮かんだというけれど、それは下衆の後知恵だ。
- 下衆の後知恵というように、決まった後であれこれ言っても遅いよ。
- あれほどの時間を使って話し合いをしたにも関わらずに、終わってから案を出しても下衆の後知恵だろう。
- みんなで決めたことなのに、後からそんなことを言うなんて、下衆の後知恵じゃないか。
まとめ
下衆の後知恵というように、必要なときに知恵が浮かばないということは、とても困るのではないでしょうか。
そのようなことにならないように、普段から教養を高めることが大切ですね。
必要なときに良い知恵が浮かぶように、いろいろな知識を身に付けておきたいものですね。