「御意見五両、堪忍十両」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
御意見五両、堪忍十両
「意見三両、堪忍五両」ともいう。
【読み方】ごいけんごりょう、かんにんじゅうりょう
【意味】
人の忠告をよく聞いて堪えることが大事である。
ほほー、これは要するに、他人の意見をちゃんと聞くのも大事やけど、それ以上に我慢強く辛いことを乗り越えることの価値が大きいってことやな。
人のアドバイスってのは、ちょっとしたお金みたいなもんで、我慢する力はもっと大きなお金のような価値があるってことや。何か困ったことがあったとき、これを思い出して我慢する力を持とうってわけやね。
【語源・由来】
人からの助言や忠告は五両の価値があり、堪え忍ぶ姿勢には十両の価値があるということ。
【類義語】
・堪忍五両、思案十両
・堪忍の忍の字が百貫する
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「御意見五両、堪忍十両」の解説
カンタン!解説
「御意見五両、堪忍十両」っていう言葉は、人からのアドバイスや意見を大事に考えることや、困難なことや怒りを我慢することが、とっても大事だっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。
この中の「五両」と「十両」は、お金の単位で、大昔の日本で使われてたんだ。だから、人のアドバイスを受け入れることは五両の価値があるっていうことで、怒りを我慢したり、辛いことを乗り越えることは、それよりももっと価値がある、十両の価値があるって言っているんだね。
簡単に言うと、他人の意見をちゃんと聞いて、色んなことに耐える力は、お金で言うと、とっても高い価値があるってことなんだよ。だから、みんなの言葉を大切にし、いろいろなことに耐えて乗り越える力を大切にしたいよね。
「御意見五両、堪忍十両」の使い方
健太くんは全く人の話を聞かないわね。
聞いてもどうしようもないよね。ともこちゃんと僕は考え方が違うもん。
考え方が違う人の意見を聞くのも大事よ。御意見五両、堪忍十両というわ。
そんなに価値があるのか。ならば聞かないといけないな。
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「御意見五両、堪忍十両」の例文
- 世渡り上手は、御意見五両、堪忍十両でよく聞きしっかり堪える。
- 御意見五両、堪忍十両を守ることができる人間が、大きく成長し世に認められる。
- 我慢するだけ損、文句言ったもん勝ちの世の中と考えてはいけない。御意見五両、堪忍十両というから我慢することは自分のためになる。
- 御意見五両、堪忍十両というが、人の言うことに耳を傾け我慢する経験が今の彼を作った。
- 実行したくないと思うかもしれないが、御意見五両、堪忍十両で忍耐は必ず自分の財産になる。
具体的には、人のアドバイスは五両の価値があるとし、困難や怒りなどを耐えることは、それよりも高い、十両の価値があるという意味だ。