「後生願いの六性悪」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
後生願いの六性悪
【読み方】
ごしょうねがいのろくしょうあく
「六性悪」は、「ろくしょうわる」とも読む。
【意味】信心深そうなのに、心の中には悪意があること。
「後生」は、来世。仏教で死後生まれ変わる世界。「六性」は、喜怒哀楽愛悪の六情。
なるほどな。これは、よくある「いいことしたい」って言いつつ、その逆のことばっかりしてる人たちのことを言うんやな。
未来の幸せを願うなら、今の行動もそれに合わせないとあかんってことやね。ただ願うだけじゃ、夢は叶わへんってことを教えてくれるわけや!
【語源・由来】
来世の極楽往生を願う人は、善行を積むべきなのに心がけが悪い人がいる意から。
【類義語】
・後生願いの悪根性
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「後生願いの六性悪」の解説
カンタン!解説
「後生願いの六性悪」っていう言葉は、未来の良いことを願っているのに、悪いことをしてしまう人のことを指す言葉だよ。
例えば、おやつをたくさん食べたいけど、太らないようにと願っているのに、おやつをやめられない、っていうのが似てるかな。この言葉では、極楽の世界、つまりすごく良い来世を願っているのに、今の世界で良くないことをしてしまう人のことを言ってるんだ。
「六性悪」ってのは、喜びや怒り、悲しみや楽しさ、愛や悪意といった、私たちの感じる6つの感情を組み合わせて作った言葉なんだよ。この言葉を使って、人が極楽を願っているのに、それとは逆のことをしてしまう様子を表しているんだ。
要するに、良いことを願っているのに、その反対のことをしてしまう、っていう人の態度や行動を指摘するための言葉なんだね。
「後生願いの六性悪」の使い方
彼は天国の存在を信じているのに悪いことをやめないんだ。
後生願いの六性悪よね。天国に行きたいくせに悪いことはやめないの。
矛盾を感じるね。
間違いなく地獄行きよね。
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「後生願いの六性悪」の例文
- 極楽へ行きたいなら弱い者いじめをやめないと、後生願いの六性悪だ。
- 隣人を愛せよというキリスト教徒なのに、他国に攻撃を仕掛けた。あの大統領は後生願いの六性悪だな。
- 毎日お祈りは欠かさないのに、人を貶めることばかり考えているから後生願いの六性悪だと思う。
- 天国に行けるよう努力すればいいのに、後生願いの六性悪で不正を続けている。
- 信心深いのに後生願いの六性悪というやつで、彼は性悪だ。
つまり、本当に望む未来を手に入れるためには、今の行動もそれに見合ったものでなければならないということを伝えているんだ。