「口中の雌黄」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
口中の雌黄
【読み方】
こうちゅうのしおう
【意味】
言説の誤りを訂正すること。
「雌黄」は、硫黄とヒ素から成る黄色の結晶体で、粉末にして絵具に用いた。中国の昔の書物は黄色い紙を使い、字を塗り消すのに雌黄を使用した。転じて、詩文を添削する意。
「口中の雌黄」という表現は、自分が語った言葉や主張に誤りがあったと認め、それを訂正する行為を指しているんだよ。
ほぉ~、つまり「あ、これさっき言ったこと、間違ってたわ。訂正するね」みたいな感じやな。
誤りを認めてちゃんと直す、それが大切やな!誰しも間違いはあるしな。
【語源・由来】
口の中に雌黄を含む意から。
【出典】
「晋書」
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「口中の雌黄」の解説
カンタン!解説
「口中の雌黄」という言葉は、自分の発言や意見の間違いを自ら訂正することを意味しているんだ。これは、古代中国で、雌黄という顔料が黄色い紙の誤字や間違いを塗り消すために用いられたことに由来しているんだよ。
王衍という人物が晋の時代にこの顔料を持ち歩き、自らの誤りを直ちに訂正したというエピソードから、この言葉が生まれたんだ。
この言葉を用いることで、人は自分の間違いや誤りを認め、それを訂正する大切さや勇気を示すことができるんだ。
「口中の雌黄」の使い方
ニュースで誤りがあると、口中の雌黄の謝罪コメントがあるわよね。
間違いがあると視聴者から電話が殺到するらしいよ。
視聴者が監視しているのね。
監視する視聴者がいる限り、この国の言葉の乱れは加速的に進むことはないよ。
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「口中の雌黄」の例文
- 失言が炎上して、政治家が口中の雌黄をするコメントを発表した。
- 「番組中に不適切な発言がありました。今後このようなことがないよう注意し、不快に感じられた視聴者の皆さんにお詫び申し上げます」と謝罪とともに口中の雌黄をした。
- 彼は口中の雌黄をせず、発言を撤回しないと表明した。
- 口中の雌黄をしても、ネット上には彼の発言が残って永遠に消えない。
- 彼女は口中の雌黄をすることが多いが、よく考えてから発言すればいいと思う。