「群羊を駆って猛虎を攻む」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
群羊を駆って猛虎を攻む
「群羊を駆りて虎狼に向かう」ともいう。
【読み方】ぐんようをかってもうこをせむ
【意味】
小さく弱い国を連合させて強い国に対抗させること。
ああ、わかるわかる。つまり、弱い者たちが一緒になっても、めちゃくちゃ強い敵には勝てへんってことやね。
みんなで手を取り合っても、相手が強すぎてなかなかうまくいかへんことがあるってこと。難しい戦いに挑む気持ちはええけど、現実は厳しいんやな。
【語源・由来】
たくさんの羊を追い立てて虎に立ち向かわせる意から。
【出典】
「孔子家語」
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「群羊を駆って猛虎を攻む」の解説
カンタン!解説
「群羊を駆って猛虎を攻む」っていう言葉は、「戦国策」の中の「楚策」という部分から来てるんだよ。この言葉を直訳すると、「たくさんの羊を集めて、強い虎に挑む」という意味になるんだ。
この言葉の背景にはね、たくさんの弱いもの、例えば羊たちを集めて、とても強い敵、例えば虎に挑戦するということが描かれているんだ。羊は基本的には弱いから、どんなにたくさんの羊を集めたとしても、虎には勝てないよね。だから、どれだけ頑張っても勝つのは難しい、っていう状況を表しているんだ。
例えば、学校のクラスで、得意じゃない科目のテストを前に、クラスみんなで勉強するとしても、それが超難しいテストだったら、みんなで勉強してもなかなか100点取れないかもしれないよね。それと同じような感じで、「群羊を駆って猛虎を攻む」は「どんなに頑張っても、勝つのは難しい」ということを伝えているんだよ。
「群羊を駆って猛虎を攻む」の使い方
アメリカは資金も領土も大きいからかなわないよね。
群羊を駆って猛虎を攻めれば、結果は分からないわよ。
勝てるかな。
戦争じゃなくても技術力でも勝てると思うわ。
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「群羊を駆って猛虎を攻む」の例文
- 群羊を駆って猛虎を攻むというから、大きな組織が相手だからとあきらめることはない。
- 複数の企業で協力し、群羊を駆って猛虎を攻むように大企業に対抗する。
- 一つ一つは小さな力だが、群羊を駆って猛虎を攻むとなると侮ることができない。
- 群羊を駆って猛虎を攻められると、大国ロシアでも歯が立たない。
- 大国と戦うには、群羊を駆って猛虎を攻むように多くの仲間を集め結束することが必要だ。
しかし、羊たちがどれだけ力を合わせても、猛虎の前では勝ち目がない、ということを示している。つまり、どんなに努力しても難しいことに挑戦することを表しているんだ。