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【薫蕕は器を同じくせず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

薫蕕は器を同じくせず

「薫蕕は器を同じくせず」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
薫蕕は器を同じくせず

【読み方】
くんゆうはうつわをおなじくせず

【意味】
善人や大人物と悪人や小人物は同じ場所にいることができないということ。

「薫」は、良い香りのする草。善人または君子のたとえ。「蕕」は、悪臭を放つ草。悪人または小人のたとえ。
ことわざ博士
「薫蕕は器を同じくせず」という言葉は、良い人と悪い人が同じ場所に長く共存することが難しい、という意味を持っているんだよ。
助手ねこ
あー、つまり、良い人と悪い人が一緒にいるのはちょっと難しいってことやね。

なんか、水と油みたいにうまく混ざらへん感じやな。善悪、良し悪しがあるけど、やっぱり同じ場所には長くいられへんってことやろうな。

【語源・由来】
香草と臭草を同じ器に入れない意から。

【出典】
孔子家語こうしけご

【類義語】
冠履かんり蔵を同じくせず

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「薫蕕は器を同じくせず」の解説

カンタン!解説
解説

「薫蕕は器を同じくせず」っていう言葉は、「孔子家語」という本から来ているんだよ。この言葉の中に出てくる「薫蕕」とは、いい匂いのする草と悪い匂いのする草を指しているんだ。

この言葉の意味はね、いい人(君子や善人)と、ちょっと考え方や行動が良くない人(小人や悪人)は、同じ場所でうまくいかない、っていうことを表しているんだよ。

例えば、君子や善人は、正直で、思いやりがあって、人のために何かをしたいと思って行動するような人だよね。一方、小人や悪人は、自分の利益のためだけに行動することが多いんだ。だから、この二つのタイプの人が一緒になって何かをすると、考え方や価値観が違うから、うまく合わないんだ。

それを、いい匂いのする草と、悪い匂いのする草が一緒になると、合わないっていうイメージで表現したのが「薫蕕は器を同じくせず」っていう言葉なんだよ。簡単に言うと、「良い人と悪い人は一緒にうまくやっていけない」ということを伝えているんだね。

「薫蕕は器を同じくせず」の使い方

ともこ
一薫一蕕というから、薫蕕は器を同じくせずね。
健太
一緒にしたら悪が勝っちゃうの?
ともこ
人間は弱い生き物だから、悪に飲み込まれてしまうの。
健太
じゃあ、素行不良な生徒がいないクラスに入らないと、自分も素行不良になってしまうんだね。
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「薫蕕は器を同じくせず」の例文

例文
  1. 悪影響を受けてしまうので薫蕕は器を同じくせずだ。
  2. 薫蕕は器を同じくせずというから、子供の教育環境のために孟母三遷す。
  3. あなたはこの国を背負って立つ優秀な子だから、薫蕕は器を同じくせずで公立の学校にはいかせないと母が言う。
  4. 腐ったリンゴが一つあると箱の中のリンゴはすべて腐るという。薫蕕は器を同じくせずというから、悪い人間は排除する。
  5. 薫蕕は器を同じくせずというが、一緒になったばかりに兄は悪友から影響を受け警察のお世話になっている。

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