「這えば立て立てば歩めの親心」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
這えば立て立てば歩めの親心
【読み方】
はえばたてたてばあゆめのおやごころ
【意味】
赤ん坊が這いはじめれば早く立たないかと思い、立てば早く歩まないかと期待する。子どもの成長を望む親の心情をいったもの。
這ってる時から立つこと、歩くことへの期待って、親ならではの愛情やね。子どものためにいつも最善を願う、そんな親心が伝わってくる言葉やな。
【語源・由来】
「類柑子 上」より「井上河州」の「はへばたて たてば歩めと思うにぞ 我身につもる 老をわするる」
【英語訳】
Stand if you crawl. Walk if you stand. It is parental affection.
I expect your growth.
「這えば立て立てば歩めの親心」の解説
「這えば立て、立てば歩めの親心」という言葉は、子どもの成長を一日でも早く望む親の深い愛情と期待を表しているんだ。この表現は、文字通りには「子どもが這うようになれば早く立ってほしい、立つようになれば歩いてほしい」という親の願いを示しているよ。
子どもが小さい頃は、成長の一つ一つがとても大きな出来事で、親としてはそのすべてを楽しみにしているんだ。この言葉には、そんな子どもの成長への期待だけでなく、子どもが自立して、自分の足でしっかりと歩いていけるようになることを願う親の心も込められているんだよ。
また、この表現は、子どもの成長をただ待っているだけでなく、その成長を支え、助け、導く親の役割も示唆しているね。親としては、子どもが新しいことに挑戦するたびに、その背中を押し、時には手を引いてあげることが大切なんだ。子どもの成長に対する喜びと共に、親としての責任と愛情がこの言葉には込められているよ。
「這えば立て立てば歩めの親心」の使い方
「這えば立て立てば歩めの親心」の例文
- 兄に子供が生まれ、私に姪ができたのだが、かわいく思えてしょうがないので、這えば立て立てば歩めの親心がわかるようになった。
- 這えば立て立てば歩めの親心というけれど、子供の成長に一喜一憂して幸せな毎日を送っている。
- 這えば立て立てば歩めの親心という言葉があるけれど、あだ名がジャイアンだった横暴な彼が自分の子を見るまなざしがまさにその言葉通りだったので変わりようにびっくりした。
- 這えば立て立てば歩めの親心とあるけれど、他人ながら友人の子供がかわいくて会って成長がみられる日を楽しみにしている。
- 這えば立て立てば歩めの親心というように、成長が楽しみで仕方がないが、楽しみにしていた生まれて初めて発する言葉がバンビちゃんだったので驚いた。