【ことわざ】
破竹の勢い
【読み方】
はちくのいきおい
【意味】
盛んで激しい勢いで、物事をとどめることができない様子。
【語源・由来】
竹を割るとき、初めの一節を割ると後は一直線に割れるところから。「晋書」杜預伝の「今兵威已に振う。譬ばを竹を割るが如し。數節の後、皆刃を迎へて解け、復手を著くる処無し」に基づく。
【類義語】
・草木も靡く
・飛ぶ鳥を落とす勢い
【対義語】
ー
【英語訳】
He is ready to leap over nine hedges.
「破竹の勢い」の使い方
健太くん、観客席から見ていたわよ。今日の空手の試合は、破竹の勢いで勝ち進んでいるわね。
ともこちゃん、応援に来てくれていたんだね。ありがとう。今日は、なんだか気持ちが乗っていていい流れができているんだ。
このまま、破竹の勢いで勝ち進んで、優勝旗を持って帰ることができそうね。
そうなるといいね。今日は、あまり勝利にこだわらず自然体で戦ってみるよ。
「破竹の勢い」の例文
- 第二次世界大戦中の1940年5月にドイツ軍が、破竹の勢いでフランスへ進撃してきた。
- わが校のチームは、破竹の勢いで連勝を続けているので、このまま優勝することもあり得るかもしれない。
- テレビの全国一斉放送の番組で、九州エリア代表として本選に出場、名だたる全国の有名寿司店を相手に見事優勝の栄冠を手にした後、鹿児島では、以前から大繁盛店だったが、以降破竹の勢いで人気を博している。
- メジャーデビューしてからの彼の音楽的成長はまさに破竹の勢いで、僕などまるで足元にも及ばなくなってしまい、そのことで、バンド内に亀裂が生じ、解散することになった。
- スウェーデン軍は破竹の勢いでフィンランドの地を制圧し、属領化に成功したのだった。
- 健太くんは、それまであまり効果的な技ではないと思われていたかかと落としを革新的に実用化し、破竹の勢いで勝ちあがって観客を驚愕させた。