「始めを原ねて終わりに反る」の意味(出典)
【ことわざ】
始めを原ねて終わりに反る
「始めを原ね終わりを要む」ともいう。
【読み方】
はじめをたずねておわりにかえる
【意味】
最初にまでさかのぼって探究してから、終わりまで筋道を立ててきわめる。最初から終わりまでを究明することで全体像をつかめる。
へえ、そういうことかい。つまり、物事のはじめからちゃんと掘り下げて、最後までしっかり辿れば、その全貌をばっちり理解できるってわけやな。一見複雑そうやけど、ちゃんと一つ一つの過程を追っていけば、結局はすべてがつながって納得いくんやね。
根気よく、始点から終点までを丹念に追うことの大切さを教えてくれるなぁ。
【出典】
「易経」
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「始めを原ねて終わりに反る」の解説
カンタン!解説
「始めを原ねて終わりに反る」ということわざは、物事をしっかり理解するためには、最初から最後まできちんと調べて、全部の筋道を通じて理解しようっていう意味なんだよ。
たとえば、植物を育てる時に、ただ水をやるだけじゃなくて、種がどうやって芽を出し、どう成長するのか、最終的にどんな花が咲くのか全部調べるみたいなものだよ。それを全部理解することで、植物についての深い知識が身につくんだ。
だからこのことわざは、何かを学ぶ時や、問題を解決する時に、始めの部分から終わりの部分までしっかりと時間をかけて考えたり、調べたりすることが大事だって教えているんだよ。そうすることで、物事の本当の意味や大切なポイントをちゃんと理解できるようになるんだね。
「始めを原ねて終わりに反る」の使い方
歴史の勉強って大事?過ぎ去った出来事でしょう?
始めを原ねて終わりに反るっていうわよ。人類の起源までさかのぼって学び知ることは、人類のこれからに役立つと思うわ。
栄えるか滅びるかは、始めを原ねて終わりに反るかどうかってこと?
そうそう。それくらい大事。
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「始めを原ねて終わりに反る」の例文
- 説明書を読まないから、買ったばかりの電気製品を壊すんだ。始めを原ねて終わりに反ることで、はじめていろんな機能を安全に使えるようになる。
- 始めを原ねて終わりに反り全体像を把握することが問題解決のポイントなのに、片方の言い分だけ聞くのは間違っている。
- 全教科始めを原ねて終わりに反り、筋道立てて理解すれば東大合格も夢じゃない。
- 理解出来ないのは一部分だけ切り取って見ているからだ。始めを原ねて終わりに反ることで、深く理解できる。
- ただ楽譜通りに弾くのではなく、作曲家の生涯を始めを原ねて終わりに反るように知ることで、その曲の背景を知り、人の心を打つ演奏ができる。
つまり、物事の本質を真に理解するには、始点から終点までの全過程をしっかりと把握することが重要だと教えてくれるんだ。