【ことわざ】
花も実もある
【読み方】
はなもみもある
【意味】
花が咲いているように外見が見事で、実がなっているように内容も充実していること。道理にかなうとともに人間味のある扱いや、筋は通しながら人情もわきまえている人物の形容に使う。
【類義語】
色も香もある
【対義語】
花多ければ実少なし
【英語訳】
to be both interesting and instructive
both elegant and useful
to unite elegance with utility
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「花も実もある」の使い方
健太くん、このケーキ屋さんのケーキはすごいわよ。
なにがすごいんだい?他のケーキ屋さんとは違うの?
花も実もあるのよ。見た目が素晴らしくきれいなんだけど、体に良い食材ばかり使っていて、その上とびきりおいしいの。
才色兼備な美女みたいなケーキってことだね?それはぜひ、買って食べてみたい。
「花も実もある」の例文
- テレビや新聞で大きく報道された、あの未成年の少年が加害者の事件の裁判官の裁きは、花も実もあるものだった.
- あの人からの贈り物は他の人たちからの形式的なものとは違い、いつも花も実もある心のこもったものだから、楽しみにしている。
- 彼が開いてくれた私の誕生日のお祝いは、花も実もある粋な計らいで、とても素晴らしかった。
- 友人が計画してくれた旅行は、才色兼備な彼女の性格を表したかのように、花も実もある素晴らしい旅だった。
- 若かりし頃は、とても美しかったと噂されている今も美しい優しき祖母は、そのうわさ通り花も実もある人生を送って、祖父を追うように旅立っていった。
まとめ
「花も実もある町!桜も満開、おいしい果物(実)一杯」のように「花も実もある」を観光の売り文句にしている町もあるが、実際の花と実で使用するのは誤用である。でも、その場所に足を運び、素晴らしいおもてなしに、花も実もあるいい場所だな。来てよかったと感じるかもしれないので、誤用だから行くのはやめようとは思わないほうが良いかもしれない。