「鼻毛を読む」の意味(類義語)
【ことわざ】
鼻毛を読む
【読み方】
はなげをよむ
【意味】
女性が、自分にうつつをぬかす男性を見ぬいて、思うようにもてあそぶこと。愚弄すること。
あー、そういうことかい。第一の意味は、女性が男性の気持ちをちゃんと理解して、うまく操るってことやな。ちょうど鼻毛を数えるように細かいところまで注意深く見てるってわけや。
第二の意味はもっと直接的で、人をバカにしたり、ちょっと意地悪をするって感じやね。なかなか奥が深い言葉やな。
【類義語】
・鼻毛を数える
・尻毛を抜く
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「鼻毛を読む」の解説
カンタン!解説
「鼻毛を読む」という表現には、主に二つの意味があるんだよ。
- 女性が自分に夢中になっている男性を見抜いて、その男性を自分の思い通りに扱うこと。これは「鼻毛を数える」とも言われるんだけど、女性が男性を手玉に取る様子を表しているんだよ。男性が女性にどれだけ夢中になっているかを女性が完全に理解していて、その男性を簡単に操ることができる、という意味が込められているんだ。
- 誰かを愚弄する、つまり相手を馬鹿にしたりいじめたりすること。この場合、「鼻毛を読む」は相手を小馬鹿にするような行為や、相手をからかうような行為を指すんだよ。
どちらの場合も、「鼻毛を読む」は相手を支配したり、嘲笑したりする様子を表す言葉として使われているんだね。特に、恋愛の文脈で使われることが多く、相手を巧みに操ることを意味する言葉として使われることが多いんだよ。
「鼻毛を読む」の使い方
もう少しで付き合えると思ったんだけどな。
鼻毛を読まれていたわね。
僕は彼女にあしらわれていたの?
最初から脈はなかったのよ。
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「鼻毛を読む」の例文
- ともこちゃんは、鼻毛を読んでうまく出世していった。
- 彼女はその魅力で、鼻毛を読んで秘密情報をさぐる天才だ。
- あの子は自分では手を下さないよ。鼻毛を読むことで、他の男性に手を下させるんだ。
- ともこちゃんは誰とも交際する気がないらしく、告白する男性すべての鼻毛を読む。
- 贈り物作戦で手玉に取ったつもりが、鼻毛を読まれ手玉に取られていた。
「鼻毛を読む」の文学作品などの用例
血眼になって、大の男二人が騒ぎ廻るのが笑止千万、実はまかれたのだ、とうからきゃつにすっかり鼻毛を読まれていたのだ。地団駄ふんでも追っつかない、女と侮った(中里介山の大菩薩峠より)
つまり、その男性を細かく観察して、どう動かすかを計算しているということなんだ。二つ目の意味は、人をからかったり、いじめたりすることを指すんだ。