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【馬鹿の一つ覚え】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

馬鹿の一つ覚え

「馬鹿の一つ覚え」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
馬鹿の一つ覚え

「阿呆の一つ覚え」(あほうのひとつおぼえ)ともいう。

【読み方】
ばかのひとつおぼえ

【意味】
習い覚えたひとつのことばかりをいう人を嘲っていうことのたとえ。
また、それしかないようにくり返す人のこと。
得意になって何度も同じことをくり返す人のこと。

自分のことをへりくだるときにも使う。
ことわざ博士
「馬鹿の一つ覚え」という表現は、少しの知識や技能だけを覚えて、そればかりを繰り返し使う人のことを指しているんだ。この言葉は、その少しのことを過信して、場面を考えずに同じことを言ったり行ったりする様子を揶揄(やゆ)しているんだよ。

柔軟な思考や多様な知識・技能の重要性を示唆している言葉なんだね。

助手ねこ
そういうことか。一つのことだけを得意げに使い続けるって、たしかにちょっと狭い視野を感じるかもしれんな。確かに、得意なことを持ってるのはええことやけど、状況に応じていろんな知識や技術を使えるようになるのも大事やよな。

いろんなことを学んで、色々な場面で活かせるようになりたいもんやね。馬鹿の一つ覚えにならんように、常に学び続ける姿勢が大切やな。

【語源・由来】
ひとつのことを言うばかりで、融通が利かないこと、工夫や代わり映えがないことをいう。

【類義語】
・褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
・判で押したよう(はんでおしたよう)

【英語訳】
He is a bad musician that can sing but one song.

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「馬鹿の一つ覚え」の解説

カンタン!解説
解説

「馬鹿の一つ覚え」という言葉は、限られた知識や技術、あるいは話題などを繰り返し使って、それ以外に知識がないことを揶揄(やゆ)する表現だよ。この言葉は、たとえば新しい知識を一つ覚えたばかりの人が、それをどんな状況においても誇示しようとする様子や、同じ話題ばかりを繰り返して人に話す様子を批判的に言うときに使われるんだ。

例えば、ある人が新しいことわざを覚えたとして、それが話題になるたび、または関連しない話題にまで無理やりそのことわざを持ち出して自慢するような場合に「馬鹿の一つ覚え」と表現されることがあるよ。この表現は、その人が他に多くのことを知らない、あるいは多様な技能を持っていないことを示唆しているね。

この言葉を使うことで、人は一つの知識や技術に依存することなく、幅広い知識を持つことや、柔軟な思考を大切にするべきだというメッセージが込められているんだ。また、他人に自慢することよりも、自分自身の成長や学びを重視する態度が重要であるということを教えてくれる言葉なんだよ。

「馬鹿の一つ覚え」の使い方

健太
ともこちゃん、僕の得意な歌を聞いてくれる?
ともこ
健太くん、難しい歌を覚えたことはすごいけれど、最近はそればかりじゃない。
健太
いいじゃないか。
ともこ
それじゃあ、馬鹿の一つ覚えよ。
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「馬鹿の一つ覚え」の例文

例文
  1. 先輩はミスをするといつも、馬鹿の一つ覚えのように「コメントは控えさせていただきます」とくり返すだけだ。
  2. 結婚式のスピーチを頼まれるけれど、馬鹿の一つ覚えのように同じ話をくり返しているだけの課長がいる。
  3. 美味しかったということはわかっているけれど、友達は馬鹿の一つ覚えのようにシフォンケーキしか注文しない。
  4. 馬鹿の一つ覚えのように、いつも同じ料理を作ってしまってごめんなさいと母は言うけれど、とても美味しい料理だ。
  5. 父は馬鹿の一つ覚えのように、同じギャグをくり返し、カラオケに行っても同じ曲ばかりを歌う。

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