【ことわざ】
馬鹿の一つ覚え
「阿呆の一つ覚え」(あほうのひとつおぼえ)ともいう。
【読み方】
ばかのひとつおぼえ
【意味】
習い覚えたひとつのことばかりをいう人を嘲っていうことのたとえ。
また、それしかないようにくり返す人のこと。
得意になって何度も同じことをくり返す人のこと。
自分のことをへりくだるときにも使う。
【語源・由来】
ひとつのことを言うばかりで、融通が利かないこと、工夫や代わり映えがないことをいう。
【類義語】
・褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
・判で押したよう(はんでおしたよう)
【英語訳】
He is a bad musician that can sing but one song.
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「馬鹿の一つ覚え」の使い方
ともこちゃん、僕の得意な歌を聞いてくれる?
健太くん、難しい歌を覚えたことはすごいけれど、最近はそればかりじゃない。
いいじゃないか。
それじゃあ、馬鹿の一つ覚えよ。
「馬鹿の一つ覚え」の例文
- 先輩はミスをするといつも、馬鹿の一つ覚えのように「コメントは控えさせていただきます」とくり返すだけだ。
- 結婚式のスピーチを頼まれるけれど、馬鹿の一つ覚えのように同じ話をくり返しているだけの課長がいる。
- 美味しかったということはわかっているけれど、友達は馬鹿の一つ覚えのようにシフォンケーキしか注文しない。
- 馬鹿の一つ覚えのように、いつも同じ料理を作ってしまってごめんなさいと母は言うけれど、とても美味しい料理だ。
- 父は馬鹿の一つ覚えのように、同じギャグをくり返し、カラオケに行っても同じ曲ばかりを歌う。