「針を棒に取りなす」の意味(類義語)
【ことわざ】
針を棒に取りなす
【読み方】
はりをぼうにとりなす
【意味】
針ほどの小さなことを、棒ほどの大きな事として大げさに言うこと。
ああ、そういうことか。ちっちゃなことをわざわざ大げさにするってことやな。針みたいな小さい話を、棒みたいに大きくして騒ぐってことやね。そういうのは、事実を歪めてしまうからアカンってことやな。
物事をそのままの大きさで伝えることが大事やね。ちっちゃなことを大げさにすると、誤解を生むかもしれひんからな。物事を正しく見ることが大切やってことやね。
【類義語】
・針小棒大
・針を棒
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「針を棒に取りなす」の解説
カンタン!解説
「針を棒に取りなす」という表現は、小さなことを大げさに言い広めたり、大きく取り扱ったりすることを意味しているんだよ。これは、「針小棒大」とも言われ、文字通りには、小さな針のような事柄を大きな棒のように誇張することを表しているんだ。
たとえばね、ちょっとした失敗や小さな間違いを、とても大きな問題のように話すこと。それは、本当は小さいことなのに、人々が話すうちにどんどん大きくなってしまうことがあるんだよ。
この言い方は、話が大げさになったり、実際よりも重大なものとして扱われたりすることを警告しているんだ。小さなことが大きく取り上げられると、誤解や不必要な心配を引き起こす可能性があるからね。
だから、「針を棒に取りなす」ということわざは、「物事をそのままの大きさで正しく理解し、誇張しないことが大切だ」という教えを伝えているんだよ。物事を正確に見ることの重要性を思い出させてくれる表現なんだね。
「針を棒に取りなす」の使い方
これ欲しいな。皆持ってるんだよ。
健太くんは、針を棒に取りなすからなあ。皆って2、3人でしょう?
違うよ。クラスの僕以外の皆だよ。
あら。ごめんなさい。それは疎外感を感じるわね。
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「針を棒に取りなす」の例文
- ネット上には針を棒に取りなすような話ばかり転がっているので、真に受けない方が良い。
- 噂は尾鰭背鰭がついて、針を棒に取りなすみたいに話が大きくなる。
- 転んでひざを怪我しただけなのに、健太くんが針を棒に取りなすから、話を聞いた人には入院したと思われている。
- 針を棒に取りなす表現ばかり使うと「おおかみ少年」って呼ばれて、いざというとき信用してもらえなくなるよ。
- マスコミは、しばしば針を棒に取りなすことで国民を不安に陥れる。
つまり、針ほどの小さいことを、棒ほどの大きな問題のように誇張して表現することを言っているんだね。