「畑に蛤」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
畑に蛤
【読み方】
はたけにはまぐり
【意味】
畑を掘って蛤を求めるように、見当違いのことをすることのたとえ。
間違った努力は、せっかくの時間とエネルギーを無駄にしちゃうからなあ。ポイントをしっかり押さえて、効率的に物事を進めないといけないってわけやね。
【類義語】
・木に縁りて魚を求む
・氷を叩いて火を求む
・水中に火を求む
・天に橋をかける
・天を指して魚を射る
・百年河清を俟つ
・水を煎りて氷を作る
・山に蛤を求む
【英語訳】
There is no getting blood from a turnip.
Look not for musk in a dog’s kennel.
You ask an elm tree for pears.
「畑に蛤」の解説
「畑に蛤」っていうのは、畑を掘って蛤(はまぐり)を探そうとするほど、場所や方法が全く違っていて、目的を達成する見込みがないことを表す言葉だよ。蛤は海に生息するから、畑で探しても絶対に見つからないよね。この表現は、行動や方法が全く的外れであること、または努力が無駄である状況を指摘するときに使われるんだ。
例えば、全く関係のない分野の勉強をして、特定の試験に合格しようとするのも「畑に蛤」に当てはまるね。また、問題解決のために全く効果のない方法を試し続けることも同じ。この言葉は、目的を達成するためには、正しい場所や方法を選ぶことの重要性を教えてくれるんだよ。
「畑に蛤」の使い方
「畑に蛤」の例文
- 算数の成績が下がっているのに、国語の勉強ばかりするなんて畑に蛤じゃないかね?
- 痩せたいからって、家の中でエステの広告を見ながらお菓子を食べていたら畑に蛤だと思うから外出して歩けばいいと思う。
- スカートをはいていたから容疑者は女性に違いないだなんて、畑に蛤、男性かもしれないじゃない。
- 川にクジラがいるから今から見に行こうだなんて畑に蛤という言葉通り、ありえないよ。
- うさぎが猫を追いかけていじめているから助けてほしいだなんて、畑に蛤だと思ってしぶしぶ見に来たら本当に猫がうさぎに追いかけられていた。
まとめ
蛤は海にいるので、いくら畑を掘り返していても蛤は見つからない。転じて、見当違いのことや、あり得ないものを求めるさまを表している。その畑が昔々の人が食べた貝の貝殻を捨てた貝塚だったりすると、ひょっとして見つかるんじゃない?という人もいるかも知れないが、生きている蛤が見つかることはない。
要するに、全く無駄な努力をしているということを意味しているんだね。