【ことわざ】
這っても黒豆
【読み方】
はってもくろまめ
【意味】
自分が間違っていることが、はっきりとわかっていても、間違っていないと言い張って譲らないことのたとえ。
【語源・由来】
小さな黒いものが、黒豆であるといったけれど、それが動き始めたことで虫であるとわかっていても、それは黒豆だと言い張ることから由来。
【類義語】
・鹿を指して馬となす(しかをさしてうまとなす)
・鷺を烏と言いくるめる(さぎをからすといいくるめる)
・榎の実は生らば生れ木は椋の木(えのみはならばなれきはむくのき)
【英語訳】
A willful man have his way.
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「這っても黒豆」の使い方
これは、違うったら違うんだよ!
健太くん、それは猫じゃなくてライオンよ。
だから、違うよ。猫なんだよ!
それじゃあ、這っても黒豆よ。
間違いは素直に認めることが必要よ。
間違いは素直に認めることが必要よ。
「這っても黒豆」の例文
- 祖母は這っても黒豆の主張を続けるから、親せきに嫌わてしまうのだ。
- 何度説明しても、父は這っても黒豆で聞く耳を持たないからいい加減疲れてしまった。
- 這っても黒豆を続けていては、人から疎まれてしまうよ。間違いは素直に認めることが大切だと、母に教えられた。
- どんなときでも、間違いは素直に聞き入れる人が成長すると、上司に言われた。お前は這っても黒豆だから気を付けろと注意されている。
- あれほど自信を持って発言したけれど、這っても黒豆だったとわかったときには、とても後悔をした。
まとめ
間違えてしまうことのない人は、いないのではないでしょうか。
しかし、間違えたことを譲らず人の教えを受け入れられないことによって、人間関係が壊れてしまったり、自分自身も成長できなかったりするのではないでしょうか。
間違えてしまったときには、素直に謝ることや考えを訂正することが大切ですね。
這っても黒豆と言われないようにしたいですね。