「下手があるので上手が知れる」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
下手があるので上手が知れる
【読み方】
へたがあるのでじょうずがしれる
【意味】
力の劣る人がいるためにすぐれた人が目立つ。比較対象があってこそ、そのよさ、巧みさが明らかになるということ。
それぞれが持ってる役割や価値があるってわけやね。みんながみんな上手かったら、上手いって言葉自体がなくなるからな。
【語源・由来】
世の中に上手な人しかいなければ、上手なのが当たり前でその価値がわからなくなってしまうという事から。
【類義語】
・馬鹿があって利口が引き立つ
・下手は上手の飾り物
・夜昼あって立つ世の中
【英語訳】
・Since there is poor, good is known.
・It is the language which defends a poor person.
また「下手があるので上手がわかる」「下手ありて上手わかる」と表すこともあります。
「下手があるので上手が知れる」の解説
「下手があるので上手が知れる」ということわざは、下手な人がいるからこそ、上手な人の技術や能力の高さが際立つという意味を持っているんだ。この言葉は、すべての人がそれぞれ異なる能力を持っていて、その多様性があるからこそ、それぞれの特技や長所が引き立つと教えてくれているよ。
たとえば、ある人が上手に歌えると感じるのは、他に比べて歌が下手な人がいるからこそだね。また、スポーツでも、プロの選手がどれだけすごいかを実感するのは、一般的なプレーヤーとの差を見ることでより明確になるんだ。
このことわざは、世の中には様々な才能やスキルのレベルがあって、それぞれが相対的に他の人たちと比較されることで価値が評価されるという事実を示しているんだ。また、それぞれの人が社会の中で役立つ場があることを示唆していて、全ての人には価値があるというポジティブなメッセージも含んでいるよ。
「下手があるので上手が知れる」の使い方
「下手があるので上手が知れる」の例文
- 下手があるので上手が知れるというだろう、君が目立っているのも僕のおかげと言えなくもないはずだ。
- 下手があるので上手が知れると自分に言い聞かせて、開き直っている。
- 下手があるので上手が知れるだから、彼の役割もチームに置いてはとても重要だよ。
- 下手があるので上手が知れるというのはただの言い訳だ。本当は悔しいと思っているのだろう。
この言葉は、どんな人も社会において役立つ存在であり、それぞれの役割があることを教えてくれるんだ。