「威あって猛からず」の意味(出典)
【ことわざ】
威あって猛からず
【読み方】
いあってたけからず
【意味】
威厳はあるが荒々しくないこと。
孔子の人格を評した言葉で、君子の理想的な人格をいう。
「威あって猛からず」という表現は、外見は威厳がありながら、その内面には温かさがある、つまり荒々しさがない人物を描いているんだよ。これは理想的な君子の人柄を表しているんだ。
そうかいな。つまり、「見た目は強そうやけど、中身は優しい」ってことやな。
外から見たらちょっと怖いくらいの威厳があるけど、実は中身はすごく優しくて、怒ったり暴れたりせへんんやな。これは、理想的なリーダーや上司、または大人の姿を示してるんやな。
【出典】
「論語」の「子は温にして厲し、威ありて猛からず、恭にして安し」から。
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「威あって猛からず」の解説
カンタン!解説
「威あって猛からず」っていう言葉は、昔の中国の知識人、孔子が書いた「論語」から来ていてね、それは、「厳格さや権威があるけど、それが強引で荒々しいわけじゃない」ということを言っているんだ。
例えばね、クラスの先生が、ルールをしっかり守らせるけど、それが子供たちを怖がらせるような厳しさではなく、理解させるための優しさや愛情からくる厳しさだったら、その先生は「威あって猛からず」っていう理想的な人物だと言えるんだ。
つまり、「威あって猛からず」っていう言葉は、「厳格さと温かさを併せ持つ、理想的な大人の姿」っていうことを示しているんだよね。
「威あって猛からず」の使い方
彼はイケメンだし、頭もいいのに威あって猛からずだよね。
なめられないくらいに威厳があって、でもほどよく親しみも感じる素晴らしい人よね。
同性の僕から見ても魅力的な人間だよ。
人をひきつける力があるわね。
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「威あって猛からず」の例文
- 今の首相は威あって猛からずで理想の政治家だ。
- 社長は威あって猛からずなので働きやすい。
- 彼は威あって猛からずというような立派な人間だ。
- 校長先生は威あって猛からず、尊敬に値する人間だ。
- 威あって猛からずといってもらえるような大人になりたい。