「意見と餅はつくほど練れる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
意見と餅はつくほど練れる
「意見と餅はつくがよい」ともいう。
「つく」は、餅を「搗く」と意見に「付く(従う)」をかけたもの。
【読み方】いけんともちはつくほどねれる
【意味】
人の意見に従うほどに人格が練られること。
「意見と餅はつくほど練れる」ということわざは、他人の意見に耳を傾け、それを自分の中で深く考えて練るほど、良い結果を生むという意味だよ。
そやな、つまり「他人の意見も、よく考えて深く理解すればするほど、それが自分の力になる」ってことやな。
餅も、ぐにぐにになるまでよーくつくと美味しくなるように、他人の意見も、ちゃんと理解して受け入れると、結果的には良いことにつながるんやな。これはなかなか深いことを教えてくれることわざやな。
【語源・由来】
つけばつくほど練れて餅がおいしくなることから。
【類義語】
・人の言い条と餅はつくほどよし
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「意見と餅はつくほど練れる」の解説
カンタン!解説
「意見と餅はつくほど練れる」っていうことわざはね、たくさんの人の意見を聞くことが、自分の考えを深めるためにすごく大切だよ、っていう意味だよ。
ここでの「つく」っていうのは「たたく」っていう意味で、もちを作る時にもち米をたくさんたたくと、美味しいもちになるんだよね。だから、「つくほど練れる」っていうのは、たくさんたたくほど、もちがより美味しくなるっていうこと。
それと同じように、「意見」もたくさん集めれば集めるほど、自分の考えが深まるし、良い結果を生むことができるっていうことをこのことわざは教えてくれているんだよ。
だから、「意見と餅はつくほど練れる」っていうことわざは、「たくさんの意見を聞き、それを自分の考えに反映させることで、より良い結果が得られるよ」と教えてくれているんだね。
「意見と餅はつくほど練れる」の使い方
先生はああしたほうがいい、こうしたほうがいいとうるさいよ。
意見と餅はつくほど練れるというから、人の意見はちゃんと聞いた方が良いわよ。
聞いた上で従って良いことがあるのかね。
一度従ってみたらいいんじゃないかしら。年の功で私たちには見えないものが見えているんだろうし。
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「意見と餅はつくほど練れる」の例文
- 人の意見には真摯に耳を傾け従うべきだ。意見と餅はつくほど練れるといい君のためになる。
- 意見と餅はつくほど練れるというから、どんどん人に意見を求め聞くがいい。
- 目上の人の意見に付き従うことで、意見と餅はつくほど練れる上に餅のようにコシのある粘り強い人間になるだろう。
- 意見と餅はつくほど練れるという。人生経験だと思って付き従ってごらん。
- ずっと俺様で人の意見など聞いたことがなかったが、意見と餅はつくほど練れるというように、意見に耳を傾けるようになったら付き従うようになり人間性が円満になった。