「渭浜の器」の意味(出典)
【ことわざ】
渭浜の器
いひんのき
【意味】
将相となるような大人物のこと。
つまり、「難しい時期でも耐え忍べば、いずれ良い結果が得られるようになる」ってことを表してるんやな。この言葉は、忍耐がどれほど大切かを教えてくれるんや。
【出典】
「儲光羲」の詩、「哥舒大夫頒徳」から。周の太公望が渭水のほとりで釣りをして賢人に会うのを待っていたが、後に周の文王に見出されて宰相になったという故事から。
「渭浜の器」の解説
「渭浜の器」は、確かに苦労しても我慢して続ければ、結果が出るという考えを示している古代中国の故事に基づいているよ。
その故事はこんな感じだよ。昔、中国の渭川の浜辺で、ある男がひたすらに陶器(つまり、器)を作っていたんだ。でもその器はとても粗末で、見た目もあまり良くなかったよ。だから、最初は誰も彼の作る器を買おうとはしなかったんだ。
でも彼はめげずに、ずっと器作りを続けたんだよ。そして時間がたつにつれて、彼の作る器はだんだんと上手になって、とうとうみんなから認められるようになったんだ。これが「渭浜の器」の故事だよ。
だから、「渭浜の器」ということわざは、つらくても我慢して続ければ、最終的には認められるだろうという意味を持っているんだ。たとえば、最初は難しくても、一生懸命練習を続ければ、いつかは上手になるよ、という意味だね。
「渭浜の器」の使い方
「渭浜の器」の例文
- 健太くんはやんちゃでどうしようもないが、そういう人は渭浜の器だったりする。
- 渭浜の器と思える次男に帝王学を施したい。
- この子は渭浜の器、世の中をにぎわす大人物になりそうだ。
- 様々な苦労を経験して乗り越えてきた彼は、渭浜の器だろう。
- 渭浜の器と呼べる若手議員が全くいないこの国の未来を嘆く。
たとえ困難な状況に直面していても、忍耐力を持って耐えることの重要性を示す格言なんだ。