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【今の甘葛、後の鼻面】の意味と使い方や例文(類義語)

今の甘葛、後の鼻面

「今の甘葛、後の鼻面」の意味(類義語)

意味
【ことわざ】
今の甘葛、後の鼻面

「甘葛」のずらと「鼻面」のづらの語呂合わせ。
【読み方】
いまのあまかずら、のちのはなづら

【意味】
今楽をすると、後に悪い結果を招くようになること。

「甘葛」は、あまちゃづる。ウリ科のつる草。つるを切って出る液を集めて濃縮し甘味料を作った。ここではその甘味料をさす。「鼻面」は、鼻蔓はなづら。牛の鼻に通す輪。牛は鼻面のために自由を拘束されいやでも働かされる。
ことわざ博士
「今の甘葛、後の鼻面」ということわざは、今すぐに楽をすると、後になって困るという意味があるんだよ。

つまり、その時だけの楽しさや安逸に流されると、後で大変なことになるという警告を込めているんだ。

助手ねこ
ええな、それはつまり、「今楽をしてると、後で困る」っていう意味やな。

今楽してても、それがたたって後でツラい目にあうってことやな。楽しい時間は一時的なもんやからな、その後で苦労することもあるんやな。これは、先を考えて行動することの大切さを教えてくれてる言葉やな。

【類義語】
・今の情けは後のあだ
・楽あれば苦あり

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「今の甘葛、後の鼻面」の解説

カンタン!解説
解説

「今の甘葛、後の鼻面」っていうことわざはね、今は楽をしていて気楽に過ごしているけど、後でそれが困った結果を引き起こす、つまり今の行動が後で自分にとって辛い結果をもたらすことを表しているんだよ。

「甘葛」っていうのは、ぐうたらで何もしないで過ごすことを表しているんだ。それが「鼻面」に繋がるという部分はね、「鼻面」は牛の鼻に通される輪のことで、その輪があると牛は自由に動けず、いつでも人の指示通りに動かされる。だから、「今の甘葛、後の鼻面」っていうのは、今は楽しく過ごしているけど、その結果として後で自分自身が苦労することになる、という意味だよ。

たとえば、今は宿題をせずに遊んでいるけど、それが原因で後で試験で悪い点を取ってしまう、というような状況を表すんだ。今の楽は、後で苦しみを招くっていう教えを伝えているんだね。

「今の甘葛、後の鼻面」の使い方

ともこ
健太くん。またごろごろしているの?
健太
のんびりする時間も大事だよ。
ともこ
いつものんびりしているじゃないの。今の甘葛、後の鼻面よ。のんびりした分、あとで苦労するわよ。
健太
未来の僕にがんばってもらおう。
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「今の甘葛、後の鼻面」の例文

例文
  1. 今の甘葛、後の鼻面というが、いつやるの?今でしょ。
  2. 楽な方に行きたい気持ちは分かるが、今の甘葛、後の鼻面だから楽な方を選ばない方が良い。
  3. 悪い結果が出てから、今の甘葛、後の鼻面だったと思い知る。
  4. 楽をしたつけは、今の甘葛、後の鼻面のようにちゃんと返ってくるものだ。
  5. 今やらないと面倒になるし、今の甘葛、後の鼻面という。気合を入れて今頑張る。

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