「言わぬは言うにまさる」の意味(類義語・対義語・英語)
【ことわざ】
言わぬは言うにまさる
【読み方】
いわぬはいうにまさる
【意味】
言わないことが言葉にする以上に思いを伝えることがあるという教え。また多言を戒める語。
また、無駄に言葉を使わずに黙ってる方がトラブルを避けられることもあるねん。
【類義尾】
・言わぬが花
・雄弁は銀、沈黙は金
・多言は一黙に如かず
【対義語】
・言わぬ事は聞こえぬ
・言い勝ち功名
【英語】
No wisdom to silence.(沈黙にまさる知恵はない)
Speech is silver,silence is golden.(雄弁は銀、沈黙は金)
「言わぬは言うにまさる」の解説
「言わぬは言うにまさる」っていうことわざはね、いつもはっきりと物事を言うよりも、口に出さないことで、自分の気持ちや考えがより深く伝わることがあるよ、っていう意味だよ。
例えばね、友達が困っていて、でも何も言わないで黙ってそばにいてあげるだけでも、友達は「ありがとう、理解してくれているんだね」って感じることがあるんだ。
また、言葉で何かを説明するよりも、黙って行動することで、より強くメッセージを伝えることができるよ。だから、このことわざは、「話すよりも黙っていることが、時にはもっと強く物事を伝えられる」っていうことを教えてくれているんだよ。
「言わぬは言うにまさる」の使い方
「言わぬは言うにまさる」の例文
- 気持ちを言葉にすればいいというものではない。言わぬは言うにまさるだよ。
- 君はしゃべり過ぎなんだよ。言わぬは言うにまさるというから、端的に言葉少なでいいんじゃないかな。
- 気持ちを伝えようと言葉にすればするほど伝わらないこともある。言わぬは言うにまさるで、言わない方が伝わることが多い。
- 言わぬは言うにまさるで、黙る方が相手に伝えることができることもあるし、何より失言を避けることができる。
- 目は口ほどにものを言うというから表情で伝えてみる。言わぬは言うにまさるというし、その方が喜怒哀楽は伝わりやすい。
「言わぬは言うにまさる」の文学作品などの用例
つぶさに見れば詩の文字づかいにもそれがよく現われて言わぬは言うにまさる沈痛なところがある。(佐藤春夫の小説智恵子抄より)