「一升の餅に五升の取粉」の意味(類義語)
【ことわざ】
一升の餅に五升の取粉
【読み方】
いっしょうのもちにごしょうのとりこ
【意味】
主となる物よりそれに付随する物の方が多く必要であることのたとえ。
「一升」は、約1.8ℓ。「取粉」は、餅が物につかないようにまぶす粉。
「一升の餅に五升の取粉」は、主要な部分よりも、それを支えるために必要な部分の方が多く必要であるということを示すことわざだよ。
あー、なるほどな。それはつまり、「メインのものより、それに付随するものの方が多く必要や」ってことやな。
主役よりも、裏方の役割の方が重要な場面もあるんやな。これは、見えないところでの努力や準備の大切さを教えてくれるな。
【類義語】
・一升の餅に一升の取粉
・一斗の餅に五升の取粉
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「一升の餅に五升の取粉」の解説
カンタン!解説
「一升の餅に五升の取り粉」っていうことわざはね、大事な主役よりも、その周りを支える助け手のほうが多く必要だっていう意味なんだよ。
たとえば、サッカーの試合で一人の選手がすごく上手だとしても、その選手一人だけで試合はできないよね。他の選手たちがしっかりとサポートして、一緒に戦うことで初めて勝つことができるんだ。
「取り粉」っていうのは、餅をつくるときに、餅がネバネバして手にくっつかないようにするために使う粉のことを指していてね。一升(約1.8リットル)の餅をつくるためには、五升(約9リットル)もの取り粉が必要なんだよ。
だから、「一升の餅に五升の取り粉」っていうことわざは、「大事なものを成功させるためには、その裏で支える要素がいっぱい必要だよ」っていう教えを伝えているんだね。
「一升の餅に五升の取粉」の使い方
一升の餅に五升の取粉というけど、何かしようとするとわずらわしいことがどんどん出てくるね。
きりがないわね。
いつか終わりが見えるんだろうか。
それは、このイベントが終わったときね。
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「一升の餅に五升の取粉」の例文
- 人が動くと、一升の餅に五升の取粉のように面倒事がたくさんつきまとう。
- 小さなことでも一升の餅に五升の取粉のごとく、煩瑣なことは多くあるものだ。
- 解約手続きはわざとなのか、一升の餅に五升の取粉だからなのか、わずらわしいことが多く途中でくじけそうになる。
- 一升の餅に五升の取粉というから、自分が生きている間にできる限りのことはやっておき、死後家族をわずらわせないようにする。
- 簡単そうに見えても一升の餅に五升の取粉だ。予想以上にやることが次から次へと出てくるものだ。