「言うた損より言わぬ損が少ない」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
言うた損より言わぬ損が少ない
【読み方】
いうたそんよりいわぬそんがすくない
【意味】
しゃべり過ぎることを慎めという戒め。
そやな。つまり、「喋りすぎて困ることの方が、黙ってて困ることより多い」ってことやな。
しゃべりすぎると、ついつい言うてしもうた、みたいな失敗をすることもあるから、よく考えてから言葉を選ぶことの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
言い過ぎや言い間違いが生じることで受ける損より、黙っていることで受ける損の方が少ない意から。
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「言うた損より言わぬ損が少ない」の解説
カンタン!解説
「言うた損より言わぬ損が少ない」っていうことわざは、つまり、「あまりにもたくさん話すと、間違ったことを言ってしまったり、余計なことを言ってしまったりして困ることの方が多いよ。だから、必要なことだけ言って、後は黙っている方が無難だよ」っていう意味なんだ。
たとえばね、友達と話していて、思わず秘密を漏らしてしまったり、言わない方がよかったことを言ってしまったり、そういうのは「言うた損」なんだ。それに比べて、「言わぬ損」は、言うべきことを言わなかったから困った、っていう状況だよね。
でも、このことわざは、「言わぬ損」の方が「言うた損」よりも少ない、つまり、黙っている方が無難だっていう教えを伝えているんだよ。だから、何でもかんでも話すのではなく、必要なことだけを適切に伝えることが大切だってことを教えてくれているんだね。
「言うた損より言わぬ損が少ない」の使い方
また政治家が失言したね。
言うた損より言わぬ損が少ないというのにね。
政治家はしゃべるのが仕事だからしょうがないのかもね。
しょうがないからって失言は許されないけどね。
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「言うた損より言わぬ損が少ない」の例文
- 沈黙は金、言うた損より言わぬ損が少ないというから発言は控えよ。
- 健太くんがまたSNSで炎上している。言うた損より言わぬ損が少ないだから、SNSをやめればいいのに。
- 言うた損より言わぬ損が少ないというので、聞き役に徹する。
- しゃべり過ぎてうっかり秘密をもらすこともあるので、言うた損より言わぬ損が少ないとはもっともだ。
- 聞かれたことにだけ答え、言うた損より言わぬ損が少ないを心に留める。
つまり、言葉を適切に管理することにより、自分自身をトラブルから遠ざけることができるという教訓なんだ。