「鼎の沸くが如し」の意味(語源由来・出典)

鼎の沸くが如し
【読み方】
かなえのわくがごとし
【意味】
群集が騒ぐさま。議論が起き世が混乱するさま。


ぐわぐわと湯が飛び散るように、物事が混乱しているってことや。なんかピンとくるわ。何事も、そんなに混乱せんように、しっかりコントロールせなあかんねん
【語源・由来】
鼎の中で湯が沸騰するさまから。
【出典】
「漢書」
「鼎の沸くが如し」の解説
「鼎の沸くが如し」という言葉は、ちょっと難しそうだけど、一緒にわかりやすく説明してみるね!
この表現の元になっているのは、大きな三本足の鍋(鼎)の中の湯がグワグワと沸き返る様子から来ているんだ。鍋の中のお湯が沸いているときって、かなりざわざわと騒がしいよね?
だから、「鼎の沸くが如し」という表現は、何かが混乱して、とても騒がしい様子を形容しているんだ。
たとえば、学校の運動会の前日になって、みんながバタバタと準備をしている様子や、お祭りの最中のにぎやかな風景など、色々な人が動き回っている様子をこの言葉で表すことができるんだ。
わかりやすく言うと、「みんなが大忙しで、どこもかしこもがざわざわしているような様子」っていうことなんだよ。なんだかその場のエネルギーを感じることができるような、力強い表現なんだね!
「鼎の沸くが如し」の使い方




「鼎の沸くが如し」の例文
- 女性天皇を認めるべきかどうかでいい大人たちが鼎の沸くが如しだ。
- 鼎の沸くが如しで議論は白熱し、蜂の巣をつついたようだ。
- 光熱費の高騰で生活できないと国民が騒ぎ鼎の沸くが如しだ。
- 啓蒙思想の普及で15世紀フランスでは王族はもう必要ないと、鼎の沸くが如しだった。
- 鼎の沸くが如しとならないよう、国民の知る権利を奪い情報規制をする。























