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【勧学院の雀は蒙求を囀る】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

勧学院の雀は蒙求を囀る

「勧学院の雀は蒙求を囀る」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味
【ことわざ】
勧学院の雀は蒙求を囀る

【読み方】
かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる

【意味】
見聞きし慣れていることは自然に覚えるということ。

「勧学院」は、平安時代藤原一族の子弟のために京都三条に建てられた学校。「蒙求」は、唐代の李瀚りかんが著した歴史教訓書。
ことわざ博士
「勧学院の雀は蒙求を囀る」ということわざは、勧学院で学ぶ学生たちが「蒙求」という書を読む声をよく聞くため、その場所にいる雀までがその言葉をさえずるようになる、という話から来ているんだ。
助手ねこ
なるほどぉ!要するに、毎日の生活でよく見たり聞いたりするものは、気づかぬうちに覚えちゃうってことやな。

例えば、テレビのCMの歌とかも、ついつい口ずさんじゃうことがあるもんな。繰り返しの力はすごいんやな!

【語源・由来】
勧学院にいる雀は、学生たちが朗読する「蒙求」を聞き覚えその文句をさえずる意から。

【出典】
戦国策せんごくさく

【類義語】
・門前の小僧
・習わぬ経を読む
鄭家ていかやっこは詩をうたう

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「勧学院の雀は蒙求を囀る」の解説

カンタン!解説
解説

「勧学院の雀は蒙求を囀る」っていうことわざ、面白い話が背景にあるんだよ。

勧学院っていう学校でね、学生たちが「蒙求」という本を読んでいたんだ。それを毎日毎日読んでいるうちに、その学校の周りに住んでいた雀たちが、学生たちが読む声を耳にして、その音を真似るようになったんだって。

だから、このことわざは、毎日のように何かを見たり、聞いたりすると、それが自然に頭に入ってきて覚えるっていう意味があるんだよ。まるで、雀が人の声を聞きなれて、それをさえずるように、私たちも繰り返し何かに触れると、そのことを自然と身につけることができるんだってことを教えてくれているんだよ。

「勧学院の雀は蒙求を囀る」の使い方

健太
どうやったら英語を話せるようになるかな。
ともこ
勧学院の雀は蒙求を囀るというわよ。英語の映画を見続ければいいんじゃないかな。
健太
耳から慣れるんだね。
ともこ
赤ちゃんのように、耳が慣れたら話せるようになるわよ。
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「勧学院の雀は蒙求を囀る」の例文

例文
  1. 幼稚園の弟が僕の九九暗唱を聞き、勧学院の雀は蒙求を囀るのように覚えた。
  2. 音楽一家だったので常に誰かが楽器を演奏していたから、勧学院の雀は蒙求を囀るみたいに自然に音楽を覚えた。
  3. 歌舞伎は音に重きを置き、口承で伝わってきたこともあり勧学院の雀は蒙求を囀るように、幼いころから稽古をつけられた直系の者だけが後を継ぐことができる。
  4. 勧学院の雀は蒙求を囀るように、テレビのCMは繰り返し流されるから思わず口ずさんでしまう。
  5. 繰り返し聞くことで勧学院の雀は蒙求を囀るみたいに自然に覚える。ということは、寝ている間に授業の音声を流したら覚えるかもしれない。




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